小噺「出向で乗り切ろう」
有名温泉旅館B.社長:薄田
「雇用維持するために、どうしても、コロナによる、宿泊客の減少で、どうしたら良いのか?3日寝ずに考えた。昼寝はしたけど、わたしは、長年やってきた従業員の首を切りたくない」
社員:高田
「ありがとうございます。でも、この現状をどう乗り切るおつもりで」
薄田
「とりあえず、長年の友人知人を頼って、雇用の不足しているところへ、頼んで出向してもらう」
高田
「出向?どこか海外へ?」
薄田
「ちがう、業種の違うところへ行ってもらって、コロナが収まり、客が増えたら戻ってもらう、もちろん出向中もいまの給料は払う」
高田
「ありがたいです。家族が多いし、どうなるものかと、わたしはどこへ?」
薄田
「君は医療機関へ行ってもらう」
高田
「い、い、い、医療機関、私、医師免状を持ってませんけど」
薄田
「わかっとるわ、君の仕事は、今と変わらない、入院患者への配膳がかりだ」
高田
「ホッ」
おわり