小噺「翼よあれが富士の峰」
妻
「健一が、飛行機好きで、毎月飛行機の雑誌とって読んでるじゃない。乗りたくって仕方がないみたい。小学校三年生で目がいいから飛んでる飛行機
どこの国のなになにって飛行機会社まで当てるのよ」
夫
「でもコロナでようやくあちこちへ、飛行機が飛び出したけどそうなると
こんどはこっちが忙しくてな」
妻
「いい、サービス企画があるのよ飛行機は飛んだ場所に戻ってくるんだけど
比較的低空で小一時間空の旅を楽しめるって企画が新聞に出てたのよ」
夫
「それはええな、健一も喜ぶで、遠いところから帰らなくて良いから、感染の心配がないし、くるって飛んで回ってきて、しかも空の旅を楽しめるから、ぜひ申し込んでくれ」
妻
「はい、喜ぶわ、健一」
夫
「機内食も出て、楽しかったな、喜んでたやろ健一」
妻
「いい加減にしてよ、窓際であなた1人写真撮りながら、喜んでたじゃない」
夫
「す・ま・ん」
おわり