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SASのいろいろ

分析屋のH.Wです。
普段CRO関連のSASプログラムを作成していますが、
その中で残しておこうと思った内容が色々あるので載せて行きます。
※SASを少しやっている人用に作ります。

解析を行う際にデータセットが必要になりますが、
SASのデータセットを用意するにはいくつかの方法があるので解説していきます。

①libnameを使って既存のデータセットを読み込む

libname aaa "C:\Users\xxxxxxxx\Desktop" access = readonly;

これでaaaというライブラリを作り、そこにデスクトップにあるSASデータを読み込む事ができます。
SASの拡張子は「xxx.sas7bdat」こんな感じです。
※access = readonly をつけると、読み込んだファイルを読み込み専用にして、上書きできないようにすることができます。

もらったデータを読み込んだり、
自分で作成したデータセットを別のプログラムで使用するときによく使います。

②dataステップを使ってデータを作成する

data a1;
 SUBJID = 1;
run;

これを実行するとworkという一時フォルダに「a1」というデータセットが作成されます。

中を見ると、「SUBJID」という変数に1が入っています。

実作業は基本的にdataステップを使いながらデータの加工をしていきます。

③cardsを使ってデータをインプットする

data xxx;
input TRTAN SUBJID:$20.;
cards;
1 001
1 002
1 003
2 004
2 005
;
run;

変数TRTANは左の数値が入ります。
変数SUBJIDには文字で001~005が入ります。
※通常でデータセットを作成する場合はほぼ使われることはない。
 RTF出力(wordのような出力)をする場合にたまに使う人がいるかもしれない程度。

実行するとこのようなデータセットが作成されます。

④SQLのcreate tableを使う

proc sql noprint;
  create table aaa as select * from xxx;
quit;

aaa = 出力されるデータセット名
xxx = 元にするデータセット名

SQLが禁止されている現場もあるので、環境によっては使用する機会がないですが、SEQが得意な人は使いやすいかもしれません。

終わりに

いかがでしたでしょうか。今後もこんな形でSASを使う上で学んだことやよく使うものなど、メモ的に少しずつ上げていければと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました!
この記事が少しでも参考になりましたら「スキ」を押していただけると幸いです。

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