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OJT研修の内容と24年新卒の私が学んだこと
こんにちは、24年新卒の阿部です。
今回は、私がOJT研修期間に入ってからの研修内容や学んだことについて書いていこうと思います。内定者や就活中の皆さんに、OJT研修の内容を理解することやOJT研修を通じて得られるもののイメージを持っていただく手助けができれば幸いです。
OJT研修について
OJTとは「On the Job Training」の略語で、実務を通して知識やスキルを身に付けるトレーニング方法のことです。
分析屋のOJT研修の先として、いくつかの受託チームがあり、私はBIツールの開発等に特化したBIチームに所属することになりました。OJT研修では、主に以下の2点について研修を受けました。
1 SQL研修
SQLとは、データベース管理システムの1つで、データの取得や管理を行うツールです。研修の内容としては、いくつかテーブルが渡され、条件に沿うようにテーブルからデータを取得するというものでした。SQL研修を通じて、データ構造の考え方やPower BIで行えることのイメージを持つことができました。
2 Power BI研修
Power BIとは、データの可視化や分析を通じて、意思決定を手助けするローコード・ノーコードのBIツールです。Power BIの研修では、主に3つのフェーズに分けて実施されました。
1. PowerQueryの使用方法
(Power Queryとは、データの取得や加工、テーブルの整形・結合などを行うことができるものです。)
Power Queryの使用方法を学ぶフェーズでは、講義後に課題が出され、その課題に取り組むというものでした。
研修内の講義では、Power Queryの操作方法と、なぜデータの加工やテーブルの整形が必要なのかといったことを学ぶことができました。
2. DAXの作成方法
(DAXとはPower BIで使用される、集計や計算を行うための言語です。)
DAXの作成方法を学ぶフェーズでは、講義後に条件と計算結果のみが与えられ、計算結果と合うようなDAXを記述する課題が出されました。
研修内の講義では、DAXの使用方法のほかに、各ビジュアルの使用方法やレポート画面内の各タブの使用方法について学ぶことができました。
3. レポートの作成
こちらのフェーズでは、データと抱えている課題をテーマとして与えられ、その課題を解決できるレポートを作成するというものでした。DAXや各ツールを実践的に練習でき、レポートの構成や各ビジュアルの魅せ方を学ぶことができました。
そのほか、案件の流れを理解するために、会議の議事録作成や、一種の営業活動として展示会への参加、スキルのキャッチアップ等を行っています。
OJT研修を通じて学んだこと
ソフトスキルだけでなくハードスキルなどの様々なことを、OJT研修を通じて学びましたが、強く感じたこと、印象に残ったことが2点あります。
1点目:計画や予定を立てることの重要さ
1点目は、「計画や予定を立てることの重要さ」です。
納品物や約束事を守るためという側面から重要性は感じていましたが、スキルの習得や目標の達成に必要な能力を客観視するためにも必要であると認識したためです。
例えば、1つのタスクについて行動する場合、遂行する上で必要な行動に沿ってタスクの分解を行い、分解した各タスクにどれだけの日時をかけるかという予定を割り振ります。各タスクで、それぞれに割り振った日時を超えてしまった場所があった際に、割り振った日時以内に行えなかったのか原因を深堀することができます。その理由が「外部的要因」や「タスクの見通しの甘さ」が原因なのか、それとも「各タスクの中で、知識的に知らないものや技術的に苦手なものがあった」ことが原因なのかを明らかにすることで、目標とのギャップを可視化することができると思います。
まとめると
目標に対するギャップを明らかにすることで、学ぶべきことや不足しているものも明らかになる。明らかにする方法として、計画や予定を立てることが重要であることを教えていただきました。
2点目:すべてに目的や意図を持つ
2点目は、「すべてに目的や意図を持つ」ことです。
OJT研修に入る以前から、各研修やイベントごとに対して目的や意図を持っていましたが、OJT研修に入ってから一層小さな粒度で目的や意図を持たなければならないと感じることが多くなりました。
なぜなら、大まかな目的では抽象度が高すぎるため、具体的にどのような状態にすればよいのかが曖昧になってしまうことがあったためです。
例えばPower BIでレポートを開発する場合、要件定義の段階でも「どのようなレポート構成にするのか」、「各ページの目的はどのようなものか」、「目的を達成するためには何のデータをどのように見せる必要があるのか」等を定め、レポート作成の段階でも「どのような配色にするのか」、「各ビジュアルはどのような配置にするのか」を考える必要があります。
目的や意図を持っていないと、求められるような成果物を納品することができないことや、業務の意味が分からず消極的な態度になってしまうことが考えられます。
終わりに
OJT研修の内容や得られたもの・感じたことについてまとめました。OJT研修のイメージを持っていただけたでしょうか。内定者の方や就活中の皆さんは、不安なことが入社後のイメージがつかず不安なこともあると思いますが、一部分でも不安の払拭ができていたら嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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