遅ればせながら 最高だった『THE FIRST SLAM DUNK』【映画レビュー】
★★★★★
鑑賞日:2月28日
DVD
原作・脚本・監督:井上雄彦
声:仲村宗悟 笠間淳 神尾晋一郎 木村昴 三宅健太
※敬称略
2022年12月3日劇場公開前 3DCGを活用したヴィジュアル
声優陣の交代 情報の少なさも相まって
不安ばかりが先行したが 蓋を開ければ大ヒットだったのは記憶に新しい
ロングランにも関わらず チャンスを逃し続け
1年2か月後遅ればせながら DVDで鑑賞
始まってすぐは3DCGに違和感を覚えたが
タイトルが出るころには がっつりハマっていた
オープニング主題歌 The Birtday『LOVE ROCKETS』
今の井上雄彦の線で キャラクターが動き出す チバユウスケが猛る
ミッシェル/ブランキ―世代には感涙もの(R.I.P.)
痺れた
最高にカッコいい
エンディング主題歌10-FEET-『第ゼロ感』と共に ヘビロテ決定だ
そして あの山王戦だということが判明(初アニメ化!)
湘北の ”切込み隊長” 宮城リョータを軸に置いた脚本が素晴らしい
ベースは過去に少年ジャンプに掲載された読み切り『ピアス』(コミック化されていない)らしいが未読 読んでみたい
宮城リョータの「THE FIRST」物語であった
バッシュの音 ドリブルの音 スウィッシュシュートの音 モーションキャプチャーを駆使したリアルな動き 井上雄彦のこだわりが詰まっている昨今原作者と脚本家、制作側との意見の相違が問題視されているが こちらは自ら監督をやっているから問題なしだ
試合終盤の一切の音なしシーンは震えた
自らの鼓動だけが聞こえてくる 描きたかったことが良く分かる
初めて観るひとには 言葉足らずな部分が少なくないが
それでも十分楽しめる作りになっていた 3DCGタプタプも必見W
ファンが観たいシーン 最低限の名言も押さえつつ
もっと観たいという贅沢な物足りなさを残しながら
2時間にまとめたのは見事
ほぼエピソードの無いキャラもあったが 文句なしで傑作だ
泣く泣くカットされた名シーンは原作漫画で楽しもう
連載当時夢中で読み漁っていたのを思い出したが
この映画は懐古ではなく 物語は現代を生きている
山王・沢北とリョータの後日譚も熱かった
次は誰の「THE FIRST」を魅せてくれるのか
車いすバスケ漫画 『リアル』(集英社)By井上雄彦 もおススメ
(text by 電気羊は夢を見た)
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