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Photo by
inagakijunya
持ち物【140字小説】
教室の黒板で、明日の予定と持ち物を確認。
「持ち物はなし……と」
次の日。
「はーい、今日は持ち物無しです。みんな、余分なもの持ってきていないよねー?」
「はーい」
「せんせー。かじわら君が、なしを持ってきてます!」
「梶原くん、なんで梨を持ってきたの?」
「だって……持ち物『なし』でしょ?」
教室の黒板で、明日の予定と持ち物を確認。
「持ち物はなし……と」
次の日。
「はーい、今日は持ち物無しです。みんな、余分なもの持ってきていないよねー?」
「はーい」
「せんせー。かじわら君が、なしを持ってきてます!」
「梶原くん、なんで梨を持ってきたの?」
「だって……持ち物『なし』でしょ?」