凛とした表情にこめて
こんちは、文教の杜ながいのきむです。
短髪、ふんどし姿の青年が、凛々しい表情で龍を踏みつけ誇らしげに立っている立像。
制作された当時は「興亜」というタイトルでした。
昭和14年(1939年)は、次第に戦時色が濃くなる不安な時代。そんな世の中を、若人たちにはたくましく生き抜いてほしいと、長沼孝三先生は願いを込めたのではないでしょうか。
後にブロンズ化され、「青年」と題を改めて、長沼孝三先生の母校である「山形県立長井高等学校」の昇降口に飾られています。
※彫塑館に展示しているのは、原型となった石膏像。