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頁1「ごあいさつ」/その本、盗ませていただきます。編集者アソウの㊙ノート

アソウ、参上!

はじめまして!編集部のアソウです。初のnote投稿です!
2021年も、もうそろそろ終わりかけてきましたが、皆さんにとってはどんな1年でしたか?私は個人的に超絶ハッピーなことが満載の1年でした!!

というのも、6月にあこがれの文響社に入社できたのです。
(…こう書いてハッピーだったのは下半期だけだったかもと思い出しましたが、突っ走ることにします。止めないでください)

じつは、新卒から4年間お世話になった前の出版社でも、

「文響社の本って、おもしろいよね」
「うちじゃ絶対出せない本だね」
「書店でつい手に取って、もしやと思えば文響社だった」
「え、書店用POPとかかわいくない?センスありすぎっしょ」
「ヒット本出しすぎてて、怖い。どんなところなんだろうね」

などなど、いろいろなウワサ話をしておりました(ホントだよ)。
受かったら御の字だな〜とダメ元で文響社に応募したところ、まさかまさかの採用!公園でぼっち飯をしてたときに内定の連絡を受け取り、ひとり小さくガッツポーズをしました。うれしすぎて、この後ハトにフン爆弾を食らったのもいい思い出です(※幸い、軽症ですみました)。

さて、そんなこんなで入社した文響社。
6月〜10月はテレワーク期間中でしたが、11月からついに通常出社が再開。でもテレワークと違って、がっつりパソコンに向き合うデスクワークって、1時間ほどで集中が切れてくるんですよね…。

そもそも、編集者ってむしろ机でじっとしているのが苦手な人の方が向いていると思っています。良いアイデアって思わぬ出会い、アクシデントから降ってくるのでっ!なんて大義名分を心に掲げつつ、集中が切れたり仕事が行き詰まったりしてきたら、ふらふらするようにしています(ししし)。

といっても、サボるわけにも行かないので、
ちょくちょく書庫をのぞきにいくわけです。

老舗出版社には及びませんが、創業11年周年の文響社にも、
既刊が保管された立派な書庫コーナーがあるのです!

ドド――――――ンっ

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実は、本には出版社のカラーやキャラみたいなものが、なんとなーく反映されています。もちろん著者も編集者も違うので、一冊一冊の個性があるのは事実。ただなんとなく「この出版社っぽいね、というオーラ」は隠しきれないものなのです。

読者の方からしたら、「んなこと知ったこっちゃねーから面白い本読ませろ」だとは思うのですが、出版社で働く者としては「自社がどういう本を出しているか」=「会社が社会にどんな影響を与えようとしているか」は、知っておくべきことなのです。というわけで、このコーナーでは、

文響社の本を分析 × 先輩の編集テクを盗む = 企画の精度を盗んでやろう!

という超個人的な欲望に基づいた記事を投稿していきます。題して、

「その本、盗ませていただきます」。

いち編集者目線で、この本のココがすごいぜというポイントをこっそりご紹介!盗んだ先輩の編集テクは私の懐にしまわせていただきます!これで明日のヒットは私のものです(ぐへへ)。noteを読んでくださる方にも役立つノウハウになるよう頑張るので、ご期待ください!

すっかり長くなってしまいましたが、こんな感じでお話ししていきますので、お付き合いいただけますと幸いです。第一回目の「そのぬす」をお楽しみに~♪


第1回記事