コルパシェヴォの小さなレザーブランドCorrida
トムスク郊外はコルパシェヴォの小さな工房で、デザインから生地選び、型作り等すべて一人で行うデザイナー、エフゲニー氏が手掛けるハンドメイドレザーブランドCorrida。BUNKER TOKYOはこのリニューアルに伴い、地元の人のために小さなお店で高品質なレザーアイテムを作っているこのCorridaと交渉し、Правдаやソ連をモチーフにしたアイテムに関する一部独占契約を締結しました。
ハイクオリティなレザーにソ連時代のПравдаの記事をプリントし、一個一個ハンドメイドで作られるこのシリーズは、世界中で当店のみが販売可能なスペシャルエディションです。Правдаは一時世界一の発行部数を誇ったプロパガンダ紙。同志の皆さんはご存知ですね。
今回の限定アイテムは一つとして全く同じものがない一点物ばかりで、デザイナーが一人で制作しておりますので入荷も不定期となりますが、彼もBUNKER TOKYOのコンセプトを理解してくれているのか、特に頼んでもいないのに必ず財布のフロントに指導者や著名人を持ってきてくれています。
レーニン、スターリン、ブレジネフ、ガガーリン、、、必ずや同志心を燻るデザインですね。ファッション業界でニュースペーパーモチーフといえば、現在マルタン・マルジェラのデザイナーをしておりますジョン・ガリアーノが有名ですが、そんなことを忘れさせるほど強烈なCorridaのソ連デザイン、是非店頭またはオンラインでご覧ください!
おまけ
デザイナーが住む街コルパシェヴォは、この地方で大粛清が行われた街でもあります。そんな街で堂々とスターリンの財布なんか売れるわけもなく、それでも日本でならOKという部分にロシア人のおおらかさを感じます。ちなみに2月の平均最低気温は-22℃、記録最低気温は−50.6℃、凄いですね。マイナス50℃の世界は私も経験したことがありません。以前ドイツに住んでいた頃、マイナス13℃の中ミュンヘンのアリアンツ・アレーナでバイエルンミュンヘンの試合を見ましたが、極寒のサッカー観戦に慣れているドイツ人ほど防寒対策が出来ていなかった私は、後半中頃に膝の骨が凍るような感覚になり、一足先に会場を後にして電車に駆け込んだのを覚えています。
Kazuma