火傷(II度熱傷)闘病記録
旦那くんの火傷闘病日記。
彼は、どうやら「II度熱傷」という比較的重たい火傷を負ってしまったようだった。皮膚がめくれたり、水膨れができる症状。
お医者さん曰く、完治まで一ヶ月。
飲み薬と塗り薬のW使いで治すことに。
飲み薬はいくつかあって、1日3食+寝る前の合計4回の中で、飲む薬が違うのだ。もはや説明書を読みながらじゃないと分からないレベル。
塗り薬に関しては、薬を塗った上からガーゼを被せるというもので、1日に2セット行う必要があった。
薬も2種類あって、めくれてしまった皮膚に塗るものと、全体に塗るものがあった。
負傷当日は、それはそれは痛そうで(のけぞるほど)、氷がないとじっともしといられなさそうだった。痛み止めも飲める分だけ飲んで、やっと寝落ちという状態。
そしてその塗り薬。
当日は、水脹れも潰していないので、そのままの状態。
すぐに潰れてしまいそうで、塗るのもすごく気を使った。
ただ、本人的には、外気に触れている時間が特に痛むようで
「とにかく早く塗って貼って欲しい」
という感じだった。
病院の先生が、ヘラを使って塗っていたので、
真似することにした。調理用の、バターナイフ。(もちろん清潔にしたもの)
最初の方は、
「塗るのが怖ければ、最初はガーゼに直接塗るといいですよ」
と先生に教えてもらいそうしていた。
負傷当日に、すぐに皮膚科にいった判断が功を奏したようで、
「昨日ほどは全然痛くない」と前日に比べるとかなり落ち着いた様子だった。
負傷翌日から2日ほど、彼はほぼ家にこもる生活をしていたのだが、
なぜか無性にお腹が空いて、しかもめちゃくちゃご飯が食べられるとのことだった。マックをバクバクと食べている様子を見ると、安心はした。
薬のことに加えて仕事が在宅になったり、病院に行ったり、
事務所出社したと思えばなぜか電話が止まらない日だったり、
自分への負荷はかかっていたみたいで、精神的にはかなり不安定な日がそのすぐ後にやってきた。
朝晩2回というイレギュラーなスケジュールや、病院などの、数日経つと慣れてきて、彼も1人で皮膚科に行くようになった。
「めちゃくちゃ順調らしい」
「「奥さんのガーゼ貼りがめちゃくちゃ上手い」と看護師さんが褒めてた」
と言って帰ってくるようになった。
美術と演劇を噛んでいて良かったと思うのは、
こういう時に、可動域とかをなんとなく把握して、ガーゼが貼れたこと。
しっかり活かされている。笑
数日経つと、水脹れもほとんど病院で潰してもらい、
塗り薬はガーゼから、皮膚に直接塗る方式に切り替えた。
なんとなくだが、その方が塗る量が減らせた気がした。
(ガーゼに吸収されないから?)
あと、変える時間もだいぶ早くなった。
毎日症状が変わる中、大きな変化が現れ始めたのは1週間経ち始めた頃。
だんだん皮膚がめくれてきた。
「黒くなっているところは、だんだん皮膚がめくれて、新しい皮膚が出てきますからね」
と先生が言っていた。
おそらく日焼けみたいなものだろう、回復の症状だと思っていたのだが、本人はかなり痛いみたいだった。確かに、赤みがある。
そして一部、カサカサになって脱皮のような部位も出てきた。
合わせてかゆみも出てきたようで、少しずつ段階が変わってきているのを感じる。人間の治癒力はすごい。
ただここまできたものの、まだ汗をかくような活動(仕事など)は制限されている。回復には向かっているものの、めくれた箇所から細菌が入ったり、化膿したりするリスクはあるので、まだ気は抜けない。
早く治るといいのだけれど。