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【速報】初の女性管長就任 西山浄土宗

※新聞掲載前の速報です。文化時報2022年3月18日号に掲載予定です。

 西山浄土宗は、管長を兼ねる総本山光明寺(京都府長岡京市)の第88世法主に安養寺(京都市下京区)の沢田教英住職(87)を推戴した。女性僧侶の管長就任は初めてで、仏教界でも異例。入寺式は17日。

 中西随功第87世法主の辞任に伴い、2月25日と3月4日に管長推戴委員会を開いて決定した。

 沢田法主は1934(昭和9)年5月、愛知県生まれ。6歳で親元から離れ、先代住職の養女として安養寺に入った。西山短期大学を経て、龍谷大学文学部仏教学科を卒業。82年に安養寺住職に就任した。法務の傍ら、総本山職員や西山高校の非常勤講師を務めた。

 西山證空上人を派祖に仰ぐ浄土宗西山禅林寺派と浄土宗西山深草派と共につくる「尼僧合掌の会」の会長や、公益財団法人全日本仏教尼僧法団の副理事長なども歴任している。

 沢田法主は「何度も就任を断ったが、総本山への御恩を報謝する気持ちで引き受けた。世の中の若い人に仏教に親しんでもらいたい」と語った。

2022-03-18 西山浄土宗・第88世法主・管長に沢田教英氏

沢田教英法主
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