仏様とつながるために 社会活動は架け橋
※文化時報2022年7月5日号の掲載記事です。
マルシェ、子ども食堂、ヨガ、がんカフェ、写経、オンライン法話―。3人の子の母で認定臨床宗教師=用語解説=でもある日蓮宗高応寺(埼玉県三郷市)の酒井菜法(なほう)住職(46)は、多岐にわたる社会活動を手掛ける。「私自身、悩みも嫉妬心も持つ普通の人間。だから共感できるのかもしれない」と話し、寺院を通じて仏様とつながる「橋」を幾つも架けることを目指す。(山根陽一)
ママ友とイベント計画
JR三郷駅近くの住宅街にある高応寺。境内には花や木々が多く、落ち着いた感じを醸し出す。
4月15日、女性限定のヨガ教室が開催された。参加者からは「仏様の前で心が開放される」「公民館よりも家庭的」「女性だけなので思い切ったポーズができる」などと好評だ。酒井住職の友人でインストラクターの大盛幸子さんは「日頃のストレスが少しでも軽減できれば」と、明るい雰囲気づくりを心掛ける。
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