点火せず香りともそう 若林、線香新ブランド
※文化時報2020年11月25日号の掲載記事です。
若林佛具製作所(若林智幸社長、京都市下京区)は25日から、京都本店と築地店(東京都中央区)、同社が手掛けるオンラインショップ「なごみ工房」などで、火を使わない線香の新ブランド「hito/toki(ひととき)」を販売する。担当者は「変化の激しい時代だからこそ、ほんのひととき、心穏やかな時間を過ごしてほしい」と話している。
安全性の観点から、子どものいる世帯や高齢者らが火器の使用をためらうケースも少なくない。1830(天保元)年創業の老舗仏壇・仏具メーカーとして、そうした現代的なニーズと、祈りの場に欠かせない〝線香を立てる〟という作法の両立を提案した。
ほのかな甘味から安らぎを与える「YASURAGI(やすらぎ)」、さわやかな清涼感を放つ「SESERAGI(せせらぎ)」、森林浴のぬくもりから落ち着きを感じる「KOMOREBI(こもれび)」の3種。木製の棒を香りの液に浸して立てるディフューザーと、従来の線香の2タイプを売り出す。
ディフューザー(10㍉㍑)は3740円(税込)、線香(30本入り)は3190円(税込)。問い合わせは、若林佛具製作所京都本店(☎075-371-3131)。
火を使わない線香にも、立てる作法を残した
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