ゲーム通じ別院運営 大谷派が開発
※文化時報2023年10月10日号の掲載記事です。
真宗大谷派企画調整局は、全国にある別院の運営について考えるためのシミュレーションゲーム「『別院会議』~あなたの次世代へつなぐ」を開発した。社会問題をテーマにした「シリアスゲーム」の一種で、過疎化や財務状況に課題のある別院に焦点を当てた。一般寺院への応用も可能で、来年開催される全国教区駐在教導研修会などで体験会が行われた後、2月ごろに全国の教務所に配備される。
開発には、企画調整局の中山郁英参事と、シリアスゲームの研究を行っている京都工芸繊維大学大学院の院生、岡本晋さんらが携わった。本山が主導する寺院活性化の取り組みに参画している四日市別院(寺本温輪番、大分県宇佐市)をモデルに、聴き取り調査を通じて現状を忠実に再現した。
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