㊦ ビハーラ活動 今後に不安
※文化時報2022年2月18日号の掲載記事です。
浄土真宗本願寺派は独立型緩和ケア病棟「あそかビハーラ病院」(京都府城陽市)を、隣接する特別養護老人ホーム「ビハーラ本願寺」と共にビハーラ活動=用語解説=の中心施設と位置付けてきた。とりわけ病院は医療・宗教関係者や学生を含む年間800人以上の研修と見学を無償で受け入れ、学びと実践の拠点となっていた。運営から手を引いた後、宗派はビハーラ活動の今後をどう考えるのか。
宗派ならではの研修
「老人福祉施設で居室訪問を行うときには、あそかビハーラ病院のスタッフの姿を思い出す」。大分教区でビハーラ活動に取り組む大内智乗・専想寺住職(大分市)はそう語る。
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