【廃寺宣告】①崩壊…国有化されたお寺、過疎と共に
※文化時報2020年7月29日号掲載の連載記事です。次回は11月12日にアップ予定です。
かつて寺院は地域の中心にあり、人々の生活の一部だった。それが、いまや昔日のにぎわいは見る影もなく、農山村や漁村では朽ち果てた堂宇もある。浄土宗は、寺院問題検討委員会で無住寺院の復興に取り組むものの、廃寺という決断を下すこともあるという。過疎化と高齢化は、何をもたらしているのか。中国地方での取り組みを追った。(大橋学修)
瓦屋根が大破 住民は関心薄く 生い茂った樹木の向こう側に、瓦屋