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台湾正規留学の準備

台湾の大学院に留学する準備について、個人の経験をまとめておきます。
※2019年9月留学。現在の状況とは異なる可能性があります。

1) 中国語の勉強
2) 華語文能力測驗(TOCFL)
3) 台湾奨学金申請
4) 大学院見学
5) 日本を離れる手続き

この5項目をさらっとご説明します。

輔仁大学 朝橒樓1階 デジタルセンター

1) 中国語の勉強

私は正規留学の前に文化大學の華語中心(MLC)で中国語の勉強をしました。2009年~2019年の10年間で3か月の短期留学を4回、合計1年留学しています。この方法だと、せっかく留学しても学んだことを忘れてしまいます。そういう意味では、あまりお勧めできませんが…。

「1年も長期で留学できないけど、台湾で中国語を学びたい。」という方もいらっしゃると思います。まず3カ月の短期留学をしてみて、台湾が気に入ったら正規留学を考えてみる。という方法もありだと思います。

私が文化大學の華語中心(MLC)を選んだ理由は以下の3点です。

①オンラインで手続き、支払いができる。
②毎月入学可能。留学期間も自分で設定できる。
③比較的学費が安い。
 
華語中心については、また改めてお話します。


2) 華語文能力測驗(TOCFL)

台湾華語の能力試験です。留学前に日本で受験しました。台湾の大学に正規留学する場合、中国語能力を証明するものとしてTOCFLの成績を提出する必要があります(学部によって異なるかもしれません)。因みに、私の留学前の中国語レベルはB2~C1(レベル4~5)でした。

この試験、内容が公共政策や科学研究、原住民の神話など多岐にわたっていて、おもしろいです。日本でも台湾でも受験可能です。

2022年2月現在は、台湾ドルに対してかなり円安(1TWD=4.1413円)なので、日本で受験したほうが安いです。(日本:5500円/台湾:1600元~2000元)


3) 台湾奨学金申請

台湾政府の奨学金制度に申請しました。

審査を通過することができれば、2年間の学費と生活費を支給してもらえます。事前に学習計画書や推薦状などを用意する必要がありますが、大学への入学申請時に合わせて準備すれば、それほど苦にはならないと思います。

経済的支援があると授業や研究に集中できます。真面目に勉強したい学生さんは是非、申請してみてください。詳細は以下のリンクをご確認ください。

外語學院「德芳大樓」1階ロビー

4) 大学院見学

私は受験前に研究所を訪問して、教授にご挨拶をしました。

コロナ以降、直接現地を訪問するのが難しい状況にありますが、研究所のウェブサイトから情報収集したり、教授と直接連絡をとることが可能だと思います。台湾の大学は海外の学生を歓迎してくれます。

自分が研究したい分野の著名な教授に連絡すると、思わぬ方向に話が進むかもしれません。わくわく。


5) 日本を離れる手続き

台湾の大学は9月が新学期です。輔仁大学研究所の入試試験は5月実施だったので、私は前年の12月頃から奨学金と入学申請の準備を始めました。

3月に仕事を辞めて、5月~7月は台湾に短期留学して現地で入試を受けました。8月に一時帰国して海外転出届提出や留学ビザの取得などを済ませて、9月から正規留学を開始しました。

日本での手続きは大変ですが、台北経済文化代表処に電話をすれば、日本語で対応して頂けるので大丈夫です。詳細情報はウェブサイトで発信されているので、そちらをご参照ください。

台湾での手続きはシステムも違うし言葉もうまく通じないので厄介ですが、こちらも有用な情報が日本語で検索できるので、調べれば何とかなります。先輩たちからの情報提供に感謝。

輔大の学生寮「文德學苑」キッチンから見える風景


以上、台湾正規留学前の準備について簡単にまとめました。海外で学びたい人々が、無事、現地に辿り着けますように。拜拜。

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