2/11《ぶんじ寮図書室》レポ
みなさん、こんばんは。ぶんじ寮のほっちゃんです。
僕は1月からぶんじ寮に住んでいます。今日は、ぶんじ寮にて《ぶんじ寮図書室》を開催したので、そのことについて記録に残したいと思い、このnoteを書いています。稚拙な文章ですが感じたことをそのまま書いていきます。お付き合いください。
イベント概要
まずは今日の概要から。
2月11日 13時~17時にぶんじ寮食堂にて行いました。担当者はほっちゃん。
ぶんじ寮図書室を地域に開いていく実験として、プレオープンという形で開催しました。試しに開いてみたら何かわかるんじゃないか、まずやってみないとねといった雰囲気です。個人的にこの感じはすごく好き。ぶんじ寮図書室自体、まだまだスタート段階であり、入居者数人の本が置いてあるだけの状態でした。ただ、地域の方からたくさんの本を寄付していただき、現在は本棚がとてもにぎわっています。ジャンルも対象年齢もバラバラ。絵本やエッセイ、自己啓発本や小説、リトルプレスやGINE、画家の画集まで。いろんな方が関わる、ここならではの本棚ができつつあるんじゃないかと感じています。
そもそもぶんじ寮図書室って??
ぶんじ寮図書室って何なのか、そもそもの説明をしていませんでした。
まずぶんじ寮って何なのかの説明が必要だと思いますがここでは省きます。面倒なので。
ぶんじ寮図書室はぶんじ寮の入居者数人で行っている取り組みの一つです。「みんなの本をシェアしたいね」といった声がきっかけで食堂の本棚に数人が本を置いたところから始まりました。(確か)
始めは数冊程度しか置いてありませんでしたが、入居者の方々に声をかけ、少しずつ本を増やしていきました。
【冒険を育てる、本棚。】
これがコンセプトです。図書室企画メンバーの一人が考えてくれました。とても素敵なコンセプトだと思っています。
行き先は見えていません。そんなもの必要ないのかもしれません。この図書室では各々が普段読まない本や、ここでしか出会えなかっただろう本と出会い、冒険に出ていけるんじゃないかと思っています。
人の本棚を見るってあまりないこと。本棚は個性があふれるものだと思います。趣味や興味関心及びその移り変わり、その人のこれまでの人生を感じ取ることができるもの。僕は中学生の頃から本を読み始め、これまで読んだ本のほとんどは部屋に置いてあります。ぶんじ寮図書室にどの本を置くか選定しているとき、あの時こんなことに興味あったな~とか、これにハマってたな~とか、何でこんな本買ったんだろう~とか、本とともにそれを読んだときの状況まで思い出して、自分の過去を冒険してきました。
ぶんじ寮図書室は、他人の本棚の一部をのぞいているような感覚です。本をきっかけにコミュニケーションが発生し、新たなつながりが生まれていくと良いなと思っています。
地域に開かれた場として
今日は4時間のなかで20名弱の方々が来てくださいました。近所に住んでいる方、子供たち、地域通貨ぶんじに関わっている方、ぶんじ食堂に関わっている方などなど。中には少し前のぶんじワークでご一緒した方もいて久しぶりの再会となりました。もちろん入居者の方々も。
偶然集まったメンバーで話をしたり、本を紹介し合ったり、子供たちと戯れたり、寮にあまり来たことがない人を案内したり。いろんな出会いがあり、僕個人としてはすごく楽しい時間になりました。地域に開かれた場として「居場所」という機能を発揮したのかなと思います。やることは決まってなく、それぞれでやりたいことをやりたいように。そこにいる人、あるモノ、天気、気分、場の雰囲気などが要因となってその時々で変化する場なのかなぁと。(図書室としての機能は別として)
図書室として
静かに本を読む、新聞を読む、微睡ながらも勉強をする。ごく一般的な図書室のイメージはこんなところでしょう。これらを満たす場を図書室と言うのなら今日のぶんじ寮図書室は図書室とは言えません。言うなれば本も置いてある遊び場といった感じ。本が場の中心にはありません。ただ上述したように様々な要因によりどういう場になるかは変わるため、そのことが悪いということではありません。いろんな話をして学ぶことは多くあったし、パワフルな子供たちからたくさんのエネルギーをもらいました。今日は初めて地域に向けて図書室を開いた日であり、ルールもほとんどありませんでした。個人的には「居場所」としての機能もとても大事だと思いますが、ぶんじ寮図書室という名目で行っている以上、「図書室」としての機能ももう少し発揮できるように工夫していきたいなと思います。
様々な要因によってどういう場になるかが決まる。これはこの図書室(というかぶんじ寮)の良いところでもあり悪いところでもあるのではないでしょうか。そのこと自体の良し悪しは別として、今日は良いところ・悪いところ双方の側面を見ることができました。
ぶんじ寮図書室の展望
どんな場になるかは実際に始めてみないとわからない。ルールを定めていないおもしろさがそこにはあります。ただ同時に、自分(参加者)の必要としていた・望んでいた場にならないという危険性も同時に発生していることを認識しなければいけません。
今日のプレオープンを経て、若干のルールやすみ分け、工夫が必要なのかなと感じます。ただやはりルールで縛りすぎるのもおもしろくありません。偶然生まれる何かが生まれなくなってしまうから。
地域に開いている以上、初対面同士や顔見知り程度の人たちもいます。そうしたーーみんながみんな知り合いとは限らないーー関係性を考えると一定のルールはあったほうが過ごしやすいはず。きつすぎないルールやお互いにとって良い場にするための工夫が必要だと考えます。
子供達には元気に遊んでほしいし、静かに本も読んでほしい。地域の方々にもふらっと寄ってほしいし、本をきっかけにあらたなつながりを持ってほしい。(本にこだわらなくとも)
みんなが過ごしやすい場、その時々の変化を楽しめる場になるように作っていきたいと思います。
ぶんじ寮図書室 ほっちゃん
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