原点に移動してみる
原点に帰ります。
「分人」を取り組むきっかけを作ってくださった平野啓一郎さんの本のこと
私とは何か 「個人」から「分人」へ
平野啓一郎 著 講談社現代新書
これまですずかつの活動として、鍼灸、整体、コーチング、経営サポートなどで、
あるとき、取り組んでいくことへの確信とともに、
その確信が深まれば深まるほど、強くなっていく疑問を感じていました。
それを、一気に解決してくれたのが分人という考え方でした。
分人で見ることで、確信と疑問の葛藤の統合ができたんです。
その道のりについて触れながら、
カラダの不調のお悩みやココロのケアに関わってきた中で、ずっと疑問に思ってきたことがありました。
カラダの不調を取り除けば、余計にもっと無理をして大病になってみたり
ココロのケアで、よくなったと思うと不安定に繰り返してみたり
関われば関わるほど、自分自身にも、思い当たるような部分も見えたりします。
このプロセスは、永遠に続いて行くものなのだろうか?と。
まぁ、そうやって経験は確かに増えて行く意味で、わずかでも、”意識の発達、成長”は続いていく。
という深い確信。
もう人生とはそういうものなのだからと悟った風に構えて、それでいいと。
ところが、
ふと気がつくのは、それでいいんだと言い聞かせて安心したいだけなのでは?
ただラクがしたかっただけなのか?
そんな疑問。
ちなみにこれが、【臭いものにはフタ理論(すずかつ語)】と言います。
以上のような意識は、観察してみるとかなり日常の中に反映されていて、
意識の発達の過程は、次のステージにいくときに
なかなかの負荷がかかります。
定番はこの二つです。
◇痛みをともなう(心のときも、身体のときも)
◇恐れをともなう
恐れも痛みも、人間としてはもっとも感じたくないもの
だから、臭いものにはフタをするように
見ない、考えない、感じない、味わわない、
こうして無意識で避けるシステムがあります。
この段階では、しあわせそのものだったりするので、なおさらです。
ただ、フタをしている人の日常では、
うっすら気が付いている違和感を
人や事柄が教えてくれます。
例えば、
家族の問題
特に夫婦、親子、嫁姑、世代間とか
職場環境問題
上司部下、中間管理職の不和など
事故、事件、犯罪、災害など
残念なこと、人の発達は、魂レベルでプログラムが働いているんでしょうか。
そのしあわせよりも、もう一段上を望んでいく。
それを「人は自己実現の傾向に生きる」というそうです。
頭では望んでいないつもりでも
魂の要求が、起こってくることからは逃れられない。
そのことを、「人生の目的からのオーダー」とすずかつは申しております。
人生の目的からのオーダーを分人で見ると、こんな感じです。
はい!
【分人めがね〜】
わずかでも、”意識の発達、成長”は続いていく。
という【ふか〜いカクシン分人】
ただラクがしたかっただけなのか?
という【ギモン分人】
その葛藤が「恐れと痛み」を避けたい事実。
この二つの分人を統合して、前に進むだけです。
そのヒントは、一番下にも書きましたが、
「人生の目的のオーダー」から見てできることをやる。
もしも、今
日常、避けたい辛い出来事に直面している
という方に、伝えたいこと。
3ステップです。
その辛い状況で、危険を感じたら逃げましょう!
まずは自分の安全確保が第一。
【あんぜん分人】
第二に、安全な環境があるなら、今起こっている出来事を冷静に見つめましょう!
コツは、困っていることを一つずつ紙に書いて見えるように。
自分が何に困っているかがはっきりするだけで、少し安心します。
【困っている分人の見える化】
第三は、そのあげた中で、もっとも簡単に取り組めること、できることまずは、やってみる。
その結果を味わう。
うまくいったときは、心から喜ぶ。
うまくいかなったら、やめるか、もう少しできることを。
【やってみる分人】
何と言っても、第一が一番重要。
人は、安心安全な帰る場所があるから勇気が湧くんですね。
そして
小さいやってみるを繰り返し、繰り返し、
きっと、大丈夫!
痛みや恐れを超えて、オーダーの方へチャレンジすることが
すずかつのミッションであり
分人のミッションであり
すずかつに関わってくださる方との共通の目的じゃないか?
こんな風に、時々
原点に移動してみることで
感覚だけで意識する以上に、思考も目的と一致します。
なぜ自分がそれをするのか?
定期的に確認するとパワフルなセルフイメージになりますね。
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