世界は葉っぱであふれてる
8月8日は「葉っぱの日」ということで、発売されたばかりの絵本『はっぱのほん』の紹介です。
さて、皆さんにとって、もっとも身近な葉っぱは何ですか? 朝ご飯のサンドイッチにはさまれたレタス? それとも毎朝の出勤前に水をやる観葉植物? 駅に向かう道沿いのプラタナスの街路樹は木陰をつくり、コンクリート道路のすき間には、太陽に向かって葉を広げるタンポポの姿が。
いろんな形、いろんな大きさ、いろんな手触り。
本書を手に取ってお子さんと一緒に声を出して読みすすめれば、草木の名前はもちろん、葉っぱのさまざまな形や色、さわり心地についても、楽しく知ることができます。しかもイラストはすべて、この絵本のために描き下ろしたものなんです!
さまざまな葉っぱが登場する物語は、冬の大地にへばりつき、春を待つ葉っぱの力強い姿で終わります。
ふつうの児童書であればここですんなりと終わるのですが……。
自然科学分野のスペシャリストである文一総合出版の児童書は、ここからが本領発揮です。
子どもといっしょに絵本を読んでいると、話の途中であっても、思いたったタイミングで疑問をぶつけてきます。そのとき、スマートフォンやパソコンで検索しなくても、葉っぱについての話題であれば、生理的な話から人との関わり、遊びまで、ひと通りの情報が本の後半部分に詰め込まれているのが、ブンイチの科学絵本シリーズの特徴です。
理系に苦手意識のある親御さんでも安心してください。イラストと写真を豊富に使って、よりわかりやすく、平易な表現でも正しい情報が伝わるように編集しています。
絵本に登場する130種類の葉っぱたち。
ぜひお子さんといっしょに、実物を見つけに行ってください。
(まずは冷蔵庫の中からはじめましょう!)