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J eigo J ~ジューンとジェフの英語珍道中〈8〉"窮屈な職場"~

Welcome to "J eigo J," our silly journey of language learning!

英語オタクおばさんのジューンです。このシリーズでは、私のパートナーのアメリカ人おじさん、ジェフとのやりとりで気づいた、面白い(と私が思う)語学や異文化にまつわるエピソードをご紹介しています。

今日、2人でお昼を外で食べたとき、ちょっとした出来事がありました。行きつけの、和食のチェーン店で、ジェフは紅鮭の塩焼き定食(ヘルシー志向!)、私は唐揚定食(カロリーが気になったけれど、唐揚を1つジェフにあげれば良いだろうと…笑)を注文。

しかし…!おしゃべりに夢中になって、ハッと我に返ると、もう25分くらい経つのに料理が来ない。周りを見ると、私達より後に来たお兄さんがサンマ定食をパクパクしている!

魚をくわえた猫

画像引用元:http://pet-like.net/archives/148

すかさず、"I'm gonna ask them!" と、おばさんパワーを発揮して、オーダーを取った、二十歳くらい?と思われる女性に声をかけました。そして、「もうカナリ(イントネーションを上げて強調)待っているんですけど、まだですか??」って聞きました。

すると、彼女は「すみません、確認します。」と、厨房の方へ行きました。そして、オーダーを取る端末の画面を見て、年配の女性従業員(社員?)に声をかけて相談し始めました。

"It seems there has been something wrong..."

その社員と思しき女性は、すぐに、ダーッと私たちのテーブルに来て、「申し訳ありません、ご注文が通っておりませんでした。大変申し訳ありませんが、大至急作らせますので、もう一度ご注文内容を教えていただけますでしょうか?」と、丁寧に平謝り。

私はただお腹が空いていただけで、腹が立っているわけではないし、ジェフも同じ。それで、再度注文しました。

私は彼女が、厨房で「急いで、唐揚げ5つ揚げて、塩鮭1枚焼いて!」って焦りながら指示を出すのが聞こえたので、むしろ彼女に同情し始めました。そして、厨房にいつもいる、南アジアか東南アジア出身と思われる男性にも。

その後すぐにまた、その社員らしい女性が、今度はお茶を2人分持って来て、「いつも来てくださっているのに、本当に申し訳ございませんでしたー。」と。

ここまでくると、「カナリ」とイントネーション上げて、アルバイトの若い女性に言ってしまった自分が恥ずかしくなります…むしろ、私がゴメンナサイ。

でも、ふと不思議に思ったのが……なぜ、オーダーを取ったアルバイトの女性は謝りに来ないで、何事も無かったかのように、他の客に料理を運んでいるの?彼女がポカをしたのが明らかなのに!

いや、別に「ポカをした」ことを責めているんではないんです。私だって、仕事でミスをしてしまうことはあります。でも、その尻拭いは、自分でやってきました。

社員の女性が謝りに来た後でも、彼女自身が謝りに来るべきだったんじゃないのかなーって、揚げたてのおいしい唐揚をほおばりながら思ったんです。

で、ジェフに、"If it were in the United States, would it be her or her boss who had to apologize to us?" って聞いたら、彼女自身が謝っただろうとのこと。ま、オーダーを通し忘れた程度のことですからね。

日本って、何でもかんでもすぐに、上司や雇用主が責任を問われる風潮があって、窮屈だなーって思ったんです。だから、管理職や教育委員会がみな、判断や決定を下さない。前例のないことは許可しない。

話が飛躍しすぎかもしれませんが…。

去年の夏休み前、休暇中に、外国人観光客のための通訳ガイドをやりたいと思い立ちました。資格は2013年に取りましたが、何もやっていないので。

公立高校で働きながら、兼業届を出して、教科書の執筆をしている教員がいると知っていたので、私も兼業届を出そうとして、副校長にその旨を話しました。

副校長は、困った顔をして、教育員会に問い合わせ、結果、「兼業届は出しても認められない」と言われました。理由は、何かよくわからないことをムニャムニャ言っていました(生徒に還元できることではないとか…スピーキングの実践になって、教科書執筆よりもずっと還元できるんだけどね!怒)が、要は、「前例が無い」ことが本当の理由みたいでした。

何か、全然話が違う方向に行ってしまいましたね(笑)。要は、従業員に対して、何でも雇用主や上司が責任を取らなきゃいけなくて、従業員も、何でも上司や雇用主にお伺いを立てないといけない。窮屈だなーって話。

はい、今日はこの辺で。

よろしければ、こちらものぞいてみてください。私のオタクな学習歴も、この記事の最後に載っています。

Ok, that's all for now! See you next time! Until then, keep enjoying your life IN ENGLISH!!





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