「NFT×eスポーツ」の明日は?―業界の新たな収入源としての可能性
2021年の年末、プロ野球パ・リーグがNFT事業に参入することを発表しました。
eスポーツファンとしては、eスポーツとNFTの組み合わせはどうだろう、と考えました。eスポーツ界の新たな収入源に、NFTがなり得るのではないでしょうか。
★「NFT」についてくわしく解説してみました。特に、eスポーツやゲームが好きな人にイメージしやすいように書きました。ぜひに。
選手のプレイシーンがNFTとして販売される?
パ・リーグの試合映像の中から選ばれた名場面が数量限定で販売されるそうです。「eスポーツの名場面が発売されたら買いたい!」というeスポーツファンも少なくないと思います。
例えば、バトルロイヤルゲームPUBG(ピーユービージー)で一番の見せ場である「ドン勝」シーン。
このような「eスポーツの勝利の瞬間」は、TwitterなどのSNSでも切り取られ、多くのインプレッションを獲得しています。
このことからも、NFTとしてプレミアがつくことは安易に予想ができます。
もし、このような勝利をした瞬間のプレイ画像が販売され、その収益が選手に還元されれば、選手の懐事情も潤いますね。選手の人気が上がれば、セカンドキャリアにもつながりそうです。
ただし、プレイ画像をNFTとして販売する場合、著作権の問題をクリアしないといけません。実現までにはまだ少し時間がかかるような気がします。
ファン向けのグッズや投げ銭に導入される?
選手やチームへの「投げ銭」、トレカなどのファン向け「グッズ」がNFTになる可能性もあります。
すでにYouTubeがNFTの導入を検討していることを明らかにしており、NFTでの「投げ銭」ができるようになるのではないか…と私は考えています。
YouTubeがNFTでの投げ銭を導入して話題になれば、さらに多くのサービスが投げ銭としてNFTを導入することでしょう。eスポーツ大会でも、投げ銭としてのNFTが導入されるのは時間の問題かもしれません。
また、ファン向けのグッズとして、NFTアートやNFTトレカなどの需要もあると思います。ええ、他ならぬ私が欲しいです!eスポーツ選手のNFTトレカが販売されたら買っちゃいますね。大人買いしてしまいそうです。
私も好きなアーティストのライブに行って、グッズを買います。このグッズが経年劣化してしまうのがものすごくいやなのです。その点で言えば、NFTアートは劣化しないので最高です。
ちなみに日本のeスポーツチームとしては、すでに「Blue United eFC」が日本国内初となるNFTの販売を発表しています(チームのプレスリリースはこちら)。
安全に楽しく応援するためにーeスポーツファンの願い
ファンとしては、チームのグッズやスポンサード企業の商品を買うことで選手やチームを応援したいですし、NFTという選択肢が増えると思うとワクワクします。
ただし気になっていることもあります。それは、転売ヤーの格好の餌食になりそうだということ。さらにギャンブル依存を招く恐れもあると思います。特にeスポーツ業界は、選手もファンも年齢層が低いですしね。
eスポーツファンとしては、NFT関連の法整備をいち早く進めてほしいなと思っています。安全に気持ちよくeスポーツを楽しめたらうれしいですね。
ともかく、いつeスポーツのNFTトレカが販売されてもいいようにお金を貯めておこうと思います!