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【ゲーム】『流行り神』シリーズが好きなので語らせてほしい

『流行り神』というゲームを知っていますか。

今から16年前の2004年に発売された、株式会社日本一ソフトウェアによる3作のホラーアドベンチャーシリーズです。プレイヤーが科学では解明できそうにない摩訶不思議な事件を取り扱う、警視庁の地下に存在する部署、編纂(へんさん)室のメンバーの一人になって、都市伝説にまつわるさまざまな事件を解明していくゲームです。

プロデューサーは、(株)日本一ソフトウェアの社長である新川宗平さんで、第1作目のメインのシナリオも担当されています。

私はこのシリーズが大大大大好きです。何年も前に3作目、2作目、1作目の順にプレイして、その後何周もプレイしました。今でもプレイ動画を探して、その動画を繰り返し見ているくらいほっっっんとうに大好きなゲームです。

『流行り神』シリーズには、続編の『真・流行り神』シリーズもあるのですが、今回は、『流行り神』シリーズのどこが好きなのかを語っていきます。

科学ルートかオカルトルート、あなたはどっち?

『流行り神』の一番好きなところは、科学ルートかオカルトルートか、自分でルートを選べるところです。

このゲームでは、チェーンメールや、こっくりさんなどの都市伝説にまつわる事件を解明していきます。途中で現れる「セルフ・クエスチョン」で自分の考えを整理して推理していきます。その中で、シナリオが科学ルートとオカルトルートに分岐します。

科学ルートを選ぶと、その事件の証拠を集めつつ、着実に捜査を進めていきます。オカルトルートを選ぶと、科学では証明できない幽霊、妖怪、怪奇現象などの怪異が事件を起こしているという立場で捜査を進めていきます。

シナリオの中には、2つのルートを両方プレイすることで、新たな事実が明らかになるシナリオもあります。テーマは都市伝説という身近なもので一定のリアルさは保ちつつも、ファンタジーとしても楽しめて、とてもバランスがいいです。

私は一応リケジョだったので、証拠を集めて進めていく科学ルートがお気に入りです。一方で、オカルトルートには、夢に出てきそうな恐怖を感じて、ドキドキわくわくします。

恐怖を感じたいという方には、第1作目の「さとるくん」「神隠し」というシナリオがおすすめです!

魅力的な編纂室メンバーと語られるさまざまな愛のカタチ

主人公とその父と兄

では、ここから登場人物をご紹介しましょう!

まずは、主人公 風海純也。警視庁捜査一課のキャリア組の新人刑事です(主人公の名前は変えられます。あなたはキャラの名前を変えるタイプですか?私はそのままか自分の名前にしちゃうタイプです)。

主人公の父は、警察庁でかなり上の立場の人で、多忙で家庭を顧みないタイプです。父子の思い出は少なく、父子関係は最悪…。

しかし、そんな冷え切った関係は、ストーリーが進むにつれて少しずつ変化していきます。

これがまたいい!グッとくる!

そして、主人公には血のつながりのない兄がいます。そのお兄さんは大学でオカルトを研究している学者先生。この兄弟関係にも実は秘密がありましてね。ふふふ。

この家族3人の関係を見ていると、血のつながりとは?家族とは?と考えさせられます。

主人公とその仲間たち

続いて、主人公が所属する個性豊かな警視庁編纂室について紹介しましょう。3作通して登場する編纂室のメンバーは3人です。

主人公とペアを組んで捜査するのは、心は乙女、体は大きめ小暮宗一郎刑事です。

小暮刑事は刑事のくせに血が大の苦手。しかもものすごく怖がりなので、シリーズのファンからは本シリーズの「ヒロイン」と言われています。

こんな愛おしいヒロインがかつて日本に存在したでしょうか。(反語)

実は、小暮刑事には強い霊感があるのですが、本人は全く自覚していません。

死者の存在を感じとる小暮刑事を見ていると、死後の世界も本当にあるのかもしれない。亡くなった家族、友人も近くで見ているのかもしれないという気持ちになります。

そんな2人をまとめる(?)のは、編纂室の室長だけれど、定位置はソファ。ギャンブルばかりしている犬童蘭子警部です。

犬童警部は、いつもぐーたらしていて、かなり脳天気な頼りない関西弁の上司。でも、本当は怪異を退治できる退魔師なのです。

ゲームの中で、霊感の強い小暮警部が幽霊に取り憑かれて熱を出し寝込んだときに、犬童警部が除霊をしたような記述があります。

私ばんじーが一番好きなキャラは、他でもないこの犬童警部です。

とりわけ、『流行り神3』にある犬童警部がメインのシナリオ『死のネックレス』がお気に入りで、涙なしにはプレイできません。

もうね、私はね、抱きしめたい。犬童警部を抱きしめたいです。

詳しくは、ぜひゲームをプレイしていただければと思います。

このゲームでは、男女の愛、家族愛、兄弟愛、父子の愛など、色々な愛が語られます。その全ての愛がどれもすばらしく、そして美しく描かれています。

さらに、BGMも少なく、イラストも少なめだからこそ、シナリオの日本語表現に引き込まれるのです。

推理小説を読むのが好きという方にぜひプレイしてほしいです。

お願い!リマスターしてほしい

どうですか?ほら、『流行り神』がプレイしたくなったでしょ?

ここで大変残念なお知らせです。『流行り神』シリーズは、3DSとPSPでプレイできますが、3DS本体もPSP本体も生産が終了しているため、今プレイするのはかなり難しい状態なのです。

私もすでに3DSもPSPも処分をしてしまいました。

ぜひぜひリマスターしてほしいです。(株)日本一ソフトウェアさん、お願いします!


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