「君たちはどう生きるか」を見てきました☺♪
先日、宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」を見てきました☺♪
事前情報まったくナシで行ったので「コペル君は・・・出てこない?」と最初びっくりしてしまいました。笑
色んな意見が飛び交っているので、私も個人的な意見を放出してみます。
全然見当はずれだと思うけれど、私はこう感じた~ってだけなのでお時間がある方はお付き合いくださいませ。
※ネタバレしてるのでお気をつけて!
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▪ナツコさん
タイトルの「君たちはどう生きるか」なのですが、冒頭の
・火事
・母親の死
だけで十分「君たちはどう生きるか」案件なのに、さらなる試練が眞人さんを襲います。
妻の妹が新しいお母さんになる!!!!
しかも妊娠している!!!!!
戦時中は後妻に姉妹を迎えるのはよくある事だったそうですが、思春期の精神には堪えるものがあるのではないでしょうか?
そしてナツコさんの描き方が個人的に凄く気になりました。
それはナツコさんと二人で人力車に乗っている時に、眞人さんの手を取って自身の膨らんだお腹を触らせるのですが・・・
なんか私には・・・とても性的に見えてしまいました!
この作品の登場人は眞人さんのフィルターを通して描かれていると思います。
なので実際の、本物の姿とは違うのでは?と私は感じました。
その理由は
・ナツコさんがあまりに美しく描かれている
・おばあちゃん達のデフォルメされた姿
・まるで悪役のようなお父さん
などがあります。
先ほど自身の膨らんだお腹を触らせる行為がとても性的に見えた。と書きましたが、恐らくですが眞人さんが生きてきて中で、初めて「異性」として認識したのがナツコさんなのではないか?と思ったからです。
なのでナツコさんにとっては親しくなろうと寄り添った行為なのですが、眞人さんにとっては異性との身体的接触なので艶めかしく感じてしまったのかなぁ?と私は思いました。
・始めて異性として認識した人は父の後妻
・そして母の妹
・4年たった今も、完璧に母の死を乗り越えられていない
もう十分「君たちはどう生きるか」なんだってば・・・・!笑
この状況に自分が放り込まれたら確実に性癖が歪む自信があります。笑
囚われのヒロインをヒーローが救いに行く。というあらすじですが、そのヒロインが人妻なの凄いですよね。
そして「なぜナツコを助ける?」という問いかけに対して眞人さんは「お父さんの好きな人だから」と答えています。
この言い方に「だから好きになってはいけない」というサブテキストを感じてしまいました。
冒険を通じて「初めての失恋」と「母として受け入れる諦め(けじめ)」も描かれているのかな?
塔の中のナツコさんが居るお部屋も、とても呪術的かつ儀式めいていましたね。
命が巡る。という描写なのに、わらわらとの違いおどろおどろしい描き方だったのはナツコさんの不安も反映されていたのかも。
▪お父さん
本当に息子のことを思っているのか、自分が思う「いい父親像」を押し付けているのか・・・配分が気になりますね。
悪い人ではないし、息子想いなのも嘘ではないのですが先述した通り眞人さんのフィルターを通して描かれていると思ったので
悪役のように描かれているのかな?
親と子の思いやりからのすれ違いって切ないですね。
(車で送っていくよ~など。)
▪アオサギ
鳥の被り物から溢れるように出てくるように出てくる醜男、そして肥大した鼻をみて、芥川龍之介「鼻」を想起しました。
肥大したエゴとコンプレックス。
キリコと2人で1つの存在というか、天使と悪魔というか、冒険に出てからのアオサギとキリコ(老体)は眞人さんの内心を表していたのかもしれません。
▪ペリカン|インコ
ペリカンが出ていた時、ずっとオールマイティ・ラボに支配されていました。(大好き)
ペリカン 完全に鳥類
↓
インコ 人間のような営み
↓
アオサギ 人間になれる(?)
三段階に分けていたのは何故なのかなぁ?
・インコは人の言葉を覚えるので⇒人間のような営みをしている(模倣)
・ペリカンはオールマイティ・ラボの通り(雑)
ヒミとキリコさんは、もう眠いのでまた今度☺
皆さんはどう思いましたか???
色んな人の考察や感想見て回るの楽しいです。
追記
これもずっと浮かんでいました!!!!