中動態にとって「怒り」とは何か?――近藤恒夫氏の自伝『薬物依存』から――
【評論】小峰ひずみ こんにちは、小峰ひずみです。
先日、私は『平成転向論 SEALDs/鷲田清一/谷川雁』を発売しました。おかげさまで、多くの人に読んでもらっているようです。ありがとうございます。今回は『平成転向論』には入れなかったけれど、私としてはやはりはずせないよね、ということを文学+の場を借りて、述べさせていただきたいと思います。短いですが、お付き合いください。
『平成転向論』は政治家・活動家・企業家・支援者などの実践者について述べています。つまり、主体の話をしてい