【目次】「文學界」2025年1月号の内容をご紹介します
12月6日(金)発売、「文學界」2025年1月号の目次を公開します。
電子版は12月10日(火)より順次開始します。
創作
吉本ばなな『ヨシモトオノ』
幽霊/みだしなみ/花
生死をこえた小さな奇跡の連鎖が私たちを救うこともある――ばなな流『遠野物語』
市川沙央「女の子の背骨」
対談
國分功一郎×若林正恭「やっとみんな疲れてきた」
『地面師たち』を見ていないことは悪なのか。止まらない世界で、「疲れた」と声に出そう!
村田沙耶香×チェ・ウニョン「小説家は物語を「作ら」ない」
物語は作者の意思を超えていく。互いの国で多くの読者を持つ二人の対話
上田岳弘×安野貴博「未来の政治と文学を捉えるために」
衆議院選挙、米大統領選挙を経て、転換期を迎える世界の今と未来を語り合う
リレーエッセイ 身体を記す
第11回 尾崎世界観「だから絶えず見られ続けるこの身体だ」
特集 文學界書店2025 ――こだわり店主の推す3冊
飯間浩明/今尾恵介/角幡唯介/斧屋/苅部直/磯達雄/ 金子由里奈/星野概念/岡﨑弘子/辛島デイヴィッド/佐藤圭一/ 朝比奈秋/姫乃たま/原武史/武塙麻衣子/丸山ゴンザレス/ 田中ゆかり/谷頭和希/藤村シシン/藤原辰史
連載再開
筒井康隆「自伝」 第4回「笑いと超現実―青年中期」
追悼 谷川俊太郎
俵万智「言葉を疑う人」
最果タヒ「詩人として存在すること
久谷雉「「詩人のふり」をした者について」
高橋睦郎「同月同日生まれ――谷川俊太郎さんを悼む
「LGBTQ+差別に反対する小説家の声明」によせて
星野智幸「書き手の存在理由」
特別エッセイ
横尾忠則「Y字路の発見――なぜY字路を描く必要があるのか」
モンゴメリ生誕百五十年
松本侑子「『赤毛のアン』シリーズのケルトとキリスト教」
書評エッセイ
小川公代「〝生〟を祝福する――シルヴィア・プラス論」
今月のエッセイ
キーン誠己「『福田恆存の手紙』を読んで」
天童大人「白石かずこ、聲ノ力で、世界へ!」
窓辺より
待川匙「温泉、餃子が飛ぶ」
詩歌
佐々木蒼馬「不燃物」
強力連載陣
井戸川射子/又吉直樹/藤野可織/渡辺祐真/頭木弘樹/松尾スズキ/江南亜美子/津野青嵐/東畑開人/四方田犬彦/金川晋吾/江崎文武/王谷晶/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/宮崎智之/須藤輝彦
文學界図書室
平野啓一郎『富士山』(阿部公彦)
高瀬隼子『新しい恋愛』(向坂くじら)
カーソン・マッカラーズ『哀しいカフェのバラード』(小池水音)
表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.