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自粛生活徒然日記 ~テレワーク明けました~

前回書いたように完全テレワークではなくローテーション勤務だったので、
自粛が明けて、ヤレヤレとホッとしたのが正直な感想。

徒然日記の割には、全然「徒然」するような日常ではなかったので、
結果、日記と言いつつ、書きかけているうちに在宅勤務は明けてしまった。

思うにテレワークは、事務職より営業職の方が適応しやすいのではないだろうか。
多くの会社では営業職は貸与携帯がある。
でも、事務職には貸与がない、という会社も結構ある。

または、正社員には職種問わず貸与携帯があるが、契約社員、派遣社員、
パート、アルバイトなどの非正規社員には無いという会社もある。

でも、正社員しかいない、営業職社員しかいない、という会社は、多数派ではないはずで、
結果、在宅してると連絡手段がメールやSNS(会社用の)しかない、という事態も往々にしてあり、
当然、業務の進捗に甚だしく影響する。

交代制勤務だった私の勤務先では、出社すればしたで、通常の半数の人数で雑務を対応し(電話の応対やら、荷物の受け渡しやら、コピー用紙の補充やら、という文字通りの雑務)、
更に通常時は発生しない、その日在宅勤務で貸与携帯を持っていない人(つまりは事務職ほぼ全員)への取次業務まで発生するので、
純粋にPC作業で完結する自分の業務だけであれば、在宅の方が捗るという事態が発生していた。

交代制だから、お互い様で、出社した際は仕方ないと、みんなで割り切ってはいたが、
私は、やっぱり仕事するならオフィスがいいな、早く自粛が明けないかな、と思う毎日であった。

通勤ストレスがなく、服装も気にしなくていい、いう在宅のメリットも、あるには、あったけれど。

というわけで、思ったほど時間があったわけでもなく、却って通常勤務の時の方が時間を作っては映画を観に行ったり、読書してたりしていたなぁというのが実感。

実際、自粛明けてから、シリーズ物の小説等をまた読み始めた。
生来が、怠惰な人間なので、誰かが作った枠組の上で、メリハリ効かせながら働かないと、時間を効率的に使えないんだろうな。

もっとも、まだまだ生活が元通りになったとは言えず(定時退勤でも、会社帰りにデパート等に立ち寄ろうとすると、営業時間短縮で既に閉店しているパターンも多い)、
テレビをつけると、ドラマは再放送、(それも平成初期辺りの)も多く、(リメイク物もあったりするようだけど)グルメ番組や旅番組も、総集編とか、再編集されたものに、リモートで番組MCやゲストのトークを新たに入れて特集した物なども多い。

平成初期に生まれてなかったり、物心ついてなかった人達からすると、それらが新鮮らしい。
そういえば、「バブルを知っている人達ってパワーが違うというかエネルギーがありますよね」と、その世代の人達から言われたりする。

いや、ほんとにその時代に生きてたっていうだけで、なんら恩恵は受けて無いんだけれども。
バブル世代ではなく、社会に出た時にはとっくに弾けていた、いわゆるロスジェネ真っただ中世代としては。
(世代人数多いから受験は大変だったのに、社会人になるころには、とっくにバブルは弾けていて、氷河期だった)
ちなみに、ロスジェネ世代というのは、1970年~84年ぐらいまでの間に生まれた人達を言うらしく、第二次ベビーブーム世代とも団塊ジュニアと重なると言われるが、若干ずれはあり、両方が重なってる人もいる、っていうぐらい。

その世代の私たちは、バブルを知ってるって言ったって、テレビで、タクシーを札束で止めるとか、
今でいうセレブっぽい生活とかを映像で見て、あれが本当なら、東京ってすごい、大人の世界ってすごい!って、テレビに煽られてある意味間違った妄想を子供心に膨らませていただけで、
恩恵もなければ、特別よい思い出も無い、というのが正直なところなんじゃないかな。

もっとも、ずっと都内やその近郊で生まれ育った人達は、同世代でも、また違うのかもしれないが。
でも、この間も、とある番組で平成生まれの子達が昭和の歌謡曲はすごいんです!って、熱弁を奮ってたから、いろんなジャンルで、時代としての熱量が、熱かったということは言えるのだろう。

まあ私達の世代が、フォークソングっていいよね~、やっぱりビートルズってすごいよね~、QUEENってすごいね。って言ったりするのと同じなのかもしれない。違うか…。

そんな昨今のテレビやブームになってる漫画とか、本とかを見ていて思い出した昔の作品などもあるので、
絡めながら、異世界物、ファンタジーの範疇にある本や漫画のおすすめを書いてみる。

①本(小説)

コロナ問題が起きる前に、よく「十二国記にハマってるんです。お薦めです」と言う人に出会った。
どちらかと言えば若い世代。20代~30代になったばかりぐらいの年代の方が多かったように思う。
大雑把に括れば、異世界ファンタジー物だというので、“今、流行りの”(バカにしているわけではない)、最近電子書籍とかネット文学とかで流行ってるシリーズなのかな?と思ったら、ものすごく勘違いだった。

シリーズ第一作目の初刊が1991年で、断続的に刊行されている作品だった。

昨年末に盛り上がっていたのは、前作から18年ぶりに新作4巻が一気に発売される、という出来事があったから、らしい。

異世界ファンタジーも、SFも割と好きなのに、なんで私は詳しく知らなかったんだろう、と思って自分なりに考えたら、
その頃、私は、異世界ファンタジーにいささか食傷気味だったのだ。

私に言わせれば、異世界ファンタジー流行りは今に始まったものじゃなく、昔から、大流行りだった。

ということで、平成初期に私がハマった異世界(←あくまでも私個人の基準)ファンタジーを、ものすごくザックリした一言説明と共に思いつくままにあげると、

●「グイン・サーガ」シリーズ 著者:栗本薫(未完)

ちなみに著者は逝去しているが、逝去時点で既に100巻は超えていたはず
架空の世界、架空の時代で繰り広げられる大河物語 

●「魔界水滸伝」シリーズ 著者:栗本薫(未完)

これも、それなりに巻数あるはず。どこまで読んだっけ??
舞台は一応、日本ってことになるのかな?神話がモチーフ?

●「宇宙皇子」シリーズ 著者:藤川桂介(完結)

舞台は日本。役小角の弟子設定の「宇宙皇子」が主人公
実在の歴史上の人物が出てくるが歴史物ではない(と私は思っている)

●「帝都物語」シリーズ 著者:荒俣宏(完結)

舞台日本 登場人物は実在の人物と架空の人物が入り乱れていて、時代も現代(書かれた当時の)と過去(平将門の怨霊が出てくる)が入り組んでいる。

●「アルスラーン戦記」シリーズ 著者:田中芳樹(完結)

舞台:古き時代の中東を彷彿とさせる異世界大河物語

●「魔界都市ブルース」シリーズ:著者:菊池秀行(完結?)

関連シリーズが、確かあれこれあるので、完結って言えるのか、どうなのか・・という印象
舞台設定 新宿 ただし妖獣が出てきたり、なので、ある意味異世界。
主人公や登場人物達も、人並外れた美貌の男性だったりする。

●「カル・ランシィの女王」シリーズ:著者:前田珠子(未完)

この著者は、異世界ファンタジーのシリーズをいくつか書いていて、「破妖の剣」という完結しているシリーズもあるのだが、私の記憶にあるのは、この「カル・ランシィの女王」と、舞台として、同じ世界を共有している「聖獣シリーズ」。
架空の世界が舞台 日本や東洋ではない感じの神様の一族の物語
ここまで挙げた作品の中では、もっとも「ファンタジー」というのがしっくりくる、というか、
他のジャンルにはカテゴライズしづらい作品。

そう、これを書いていて改めて調べたら、それぞれ「伝奇ファンタジー」「ホラーファンタジー」「伝奇SF」「ヒロイックファンタジー」と様々なカテゴライズを冠されてたがシリーズ化するほど話が長くなると、
実話を元にした小説でもない限り、結局、いろいろな側面が出て来て歴史物を彷彿とさせられる架空の国の大河小説みたいだったり、ホラーだったり、伝奇だったり、SFだったりするんだよな・・・

で、少女小説でファンタジーではないが、架空の物語(大河でもない)のシリーズ物の著者として思い浮かぶ作家は、新井素子と氷室冴子。
新井素子の「星に行く船」などは、もはや、架空の国ではなく、舞台が宇宙なので、SFと言われているが、というか、SFだけれど、少女漫画チックなSFファンタジーという感じもする。
新井素子には「扉を開けて」「ラビリンス」「ディアナ ディア ディアス」という、シリーズというわけでもないけれど、関連作みたいな作品群があって、これは、やっぱり王家だとか、聖なる血だとか、まあ、やっぱり異世界ファンタジー感が漂っていた気がする。

だから、「十二国記」や、「精霊の守り人」が好きな人は、上記の作品の、どれかはハマるんじゃないか、と思う。

なるほどね……私は、この辺りまで、次々と読んできて、そのうち大学受験もあるし……小説ばっかり読んでる余裕もないし、
映画もちょこちょこ観出したり(田舎は映画館も少ないので、観に行くのも一苦労。高校生になって、ようやく行動半径が少し広くなり、友達と映画も観に行けるようになった)、
漫画も少女漫画だけではなく、兄や弟がいる友達から、少年漫画も回ってきたりして(漫画の回し読みがとても流行っていた)、
乱立している上に、シリーズ物が多い、ファンタジー小説を追いかける余裕が無くなったんだろうな。

それで思い出したが、ちょうどその頃、『空色勾玉』も友人に薦められて、止めた記憶がある。
内容の問題ではなく、ファンタジーは、もういいやって一旦自分の中で区切りとつけてしまったのだと思う。

今、というか、自粛期間中、アニメの『鬼滅の刃』がものすごーく話題になっていて、流行り物に飛びつくのは、あんまり好きではないけれど、
アニメと漫画に関しては興味には打ち勝てないので、観たり読んだりしてみた。
確かにとっても面白かった。コミックスの最新刊まで読んで、そこで止まっているので、ジャンプの最終回とかは読んでないけれど。
ただ、やっぱり、今まで読んできた、小説、漫画、アニメとどこかしら共通点もあったりして、ものすごく新しい、という感じではなかったかな。

ということで、次は、シリーズ物の異世界ファンタジー漫画を紹介したいのだけど、流石に長くなったので、
それは、また次回書こうと思う。

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