#10 働きながらの治療開始=服薬開始は勇気がいる。【薬と仲良くなる①】
台風に地震に、日本各地で天変地異的なことがたくさん起きてますがみなさまご無事でしょうか。少しでも被害が少なくすみますように、心からお祈りいたします。
さて。
もう少し頻繁に更新したいなぁと思っていたこちらのnote。現在薬剤調整が入っていてマイペースな更新になっています。。。
今日は、通院の時のことを書こうかなと思います。
緊急で受診をした精神科のあと、もともと自分で予約していたクリニックに行きました。
診療情報提供はされていて、PSWの方から育った過程などを少し聞き取りされました。これは先に受診していた精神科ではなかったので、ちょっとびびりました。
診察では抗うつ薬と睡眠薬を出してもらいましたが、この時私の頭にあったのは、「精神科の薬は飲みだすとやめられなくなる」「薬漬けになる」「怖い」という感情ばかりで、ひと昔前の精神科のイメージがやたら強い印象に残っていました。この恐怖感がぬぐえなくて、薬への抵抗がひどかったです。
しかもこの手の薬は効果が出る前数週間かかる上に、副作用の方が先に出てくると言われていて、一番最初に出された抗うつ薬は完全にひどい副作用で2日ともたずに服用中止になりました。泥のように眠い。ひたすら眠い。というか意識がない。何がなんだかよく分からない。ひどかったです・・
次に出してもらった薬は私が長くお世話になっていて、今、薬剤調整にはいっている抗うつ薬です。「眠くなりにくいから、仕事もできると思うよ」と言われて出してもらったけれど、実は私、当時この薬ほとんど飲みませんでした。
最初に飲んだ抗うつ薬の副作用があまりにひどかったトラウマで、「次もこんなことになったらどうしよう」という不安がめちゃくちゃすごかった。それにプラスして自分が「うつ病」であるということを認めることが出来なかった。病院に行っているのに、なんとかしたいとは思っているのに、服薬に関してはなかなか難しい。当時のお医者さんは、私に「病識」をもたせることをまず頑張ってたんじゃないかなぁと今にしては思います。
私がこの時思ってたことは、シンプルにこれです。
働きながらお薬の切り替え、開始は難しい。
仕事を取るなら、薬のリスクは背負えない。
薬を取るなら、仕事をしながら難しいのではないか。
難しい選択ですが、私の場合は、どちらの病院からも休職を進められた時点で素直に休めばよかったんだろうな、と思います。
医者が「無理」「休め」って言っているときは往々にしてそうなんですよね。逆らったって、抵抗したって、現実が良くなっていないのであれば、何かしら手立てを打たないといけなかったんだよなぁと思います。
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