花束をそっと飾って寄り添って

2017年夏にうつ病の診断をされたHaruと申します。この4年間で3度潰れて、今、ようやう自分を取り戻すことが出来るようになってきました。そんな私の、あの時気付けなかったこと、知らなかったこと、知れなかったこと、をゆったりとつづっていけたらなと思っています。

花束をそっと飾って寄り添って

2017年夏にうつ病の診断をされたHaruと申します。この4年間で3度潰れて、今、ようやう自分を取り戻すことが出来るようになってきました。そんな私の、あの時気付けなかったこと、知らなかったこと、知れなかったこと、をゆったりとつづっていけたらなと思っています。

最近の記事

#12 お薬にあだ名をつけて、気に入ったケースに入れてみる【薬と仲良くなる③】

関東圏のみなさま、地震の被害は大丈夫でしょうか。 精神疾患などを抱えていらっしゃる方は特に不安ですよね。どなたか頼れる方とのつながりを大切にしてくださいね。近くにいても、離れていても、誰かがいてくれるというのは、大きいですよ。 前回の更新から気付いたら1カ月ぶりぐらいになっていました。あらら。 さて、オーバードーズが癖になった私の続きです。 うまくお薬と付き合うためにどうしたらいいかと考えた結果、私は処方されたお薬にあだ名をつけることにしました。 理由は単純。覚えや

    • #11 オーバードーズが癖になる【薬と仲良くなる②】

      お薬の記事を書いたので、その続きから。 Haruのお薬奮闘記はなかなか壮絶なものとなりました。 そこにあるのは、長く私の頭の中を支配してやまない「希死念慮」。消えたい願望です。 「治療で処方されるお薬を飲んでいない」ということはお医者さんにも話していました。なので途中から「手もとにあるよね」という形で処方が止まってりもするのですが、「安定して治療を受けることを自分がきちんと望んでいない」とどうなるか。 私はオーバードーズに走りました。俗にいうODですね。 私の場合は

      • #10 働きながらの治療開始=服薬開始は勇気がいる。【薬と仲良くなる①】

        台風に地震に、日本各地で天変地異的なことがたくさん起きてますがみなさまご無事でしょうか。少しでも被害が少なくすみますように、心からお祈りいたします。 さて。 もう少し頻繁に更新したいなぁと思っていたこちらのnote。現在薬剤調整が入っていてマイペースな更新になっています。。。 今日は、通院の時のことを書こうかなと思います。 緊急で受診をした精神科のあと、もともと自分で予約していたクリニックに行きました。 診療情報提供はされていて、PSWの方から育った過程などを少し聞

        • #9 無理して働きながら、帰り道には橋の上にたたずむ日々

          こんにちは。気付けばもう9月。再来週にはお彼岸なんですね。今年は・・・というか今年も(?)無職なので、お彼岸の頃にはまた実家に帰ろうかなぁと思っているHaruです。一体どこを本拠として生活していきたいのか・・・暗中模索。五里霧中。とはまさにこれですね。 そんなHaruの振り返りうつ病日記の続きです。たまには明るい記事を書けよって感じですが、それはいつなんでしょうね(;^_^A 今日は無理して働いた結果、崩壊していく私のメンタルがどこまで落ちるのか。。。というまた結構落ちそ

          #8 それでも仕事を休まなかった理由と入院を断った日の話。

          こんにちは。吹く風が一気に秋めいてきたなぁと感じるHaruです。 さて、今日は食べられなくなって、眠れなくなった結果、それでも仕事をしていた時のことを書きます。 近所の内科で「食欲を出すための胃腸薬」を出してもらったHaruですが、実はその薬はあまり飲みませんでした。高プロラクチン血症の副作用でおっぱいが出てきてしまうことを知っていたからです。 なぜそれを知っていたか・・・それは、高校を卒業したころに実は季節性うつ病になり、当時処方され、その時に出た副作用と同じお薬だっ

          #8 それでも仕事を休まなかった理由と入院を断った日の話。

          #7 いま、病院やクリニックに行こうか迷っている人へ【ありがたいことばたち①】

          私がかけてもらった言葉が、通じるかは分かりません。 誰かのこころにそっと寄り添えたらいいなと思いながら、投稿します。 食事がまともに取れなくなって、眠れなくなったとき。 それでも食べられるようになったら元に戻るかもしれない、と思い、かかりつけにしていた近所の内科を受診した際のこと・・・ 胃腸薬を出してあげる、と言ってくれたあとに、こういわれました。  ”  思い当たる節があるなら、心療内科やメンタルクリニックに行ってごらん。  この手の診療科目は、予約が必要で、具合が悪

          #7 いま、病院やクリニックに行こうか迷っている人へ【ありがたいことばたち①】

          #6 食べなくなって、痩せるとどうなるか。【食事編③】

          2週間ちょっとのお久しぶりです🌼 この間、実家に帰ってこの先の生活をどうするか、ぽーーっと過ごしてきました。実家に帰るのか、帰れるのか、というのを試す意味も込めてます。 どうするかはまたそのうち書きますね。 さて、食べれなくなって、眠れなくなって、痩せていったHaruですが、その結果、思わぬところにも支障をきたします。 ベッドが痛い。 これ、自分の家のベッドではなく、実家のベッドのマットレスで痛みを訴えます。両親苦笑い。 「うつ病ですね」と言われ、一人暮らしをしな

          #6 食べなくなって、痩せるとどうなるか。【食事編③】

          #5 人生で一番最高な日を送る人の近くには、おそらく人生で地獄の日々を送る人も少なからずそこいる。

          こんにちは。 夏休みのオリンピックと言えば、バルセロナオリンピックが印象に残っている世代のHaruです。(歳ばれそうww) 当時、岩崎恭子さんが水泳で金メダルを取り、「今まで生きてた中で、一番幸せです。」と語り、母と二人で「まだ14歳なのに!!!もう人生の一番を取っちゃったよ!!!」と笑いながら見ていたのを覚えています。 オリンピックって、でもそれぐらい、4年に1度のその日に向けて、全身全霊をかけてただひたむきに頑張ってきたアスリートの方にとっては、私たちがどれだけ考え

          #5 人生で一番最高な日を送る人の近くには、おそらく人生で地獄の日々を送る人も少なからずそこいる。

          #4 食べられなくなったのか、食べなかったのか。食べなくなると、どうなるか。【食事編②】

          前回からの続きになります。 私のぶっ飛んでいった食に対する欲はどうなるのか・・・ 私がうつ病を診断を受けたのは、4年前の8月のことでした。 その1カ月前に、人事異動の内示があり、もともとどうにもいかなかった日々の中に、自力では解消しがたいストレスが乗っかってきました。 人事を受けるか、断って辞めるか、どちらかを考えた時、断って辞める道を選ぶことにしました。 が。 なんと、”それなら諸々の経緯も振り返り考えて、人事は取りやめる”、ということで人事異動が白紙になりまし

          #4 食べられなくなったのか、食べなかったのか。食べなくなると、どうなるか。【食事編②】

          #3 気が付くと、食べることが億劫になっていた。【食事編①】

          こんにちは。 Haruです。 今年は素晴らしく感動するぐらいに暑いですね。(友人の言葉を拝借(苦笑)) 食欲はみなさん大丈夫ですか??? というところで、タイトルのお話になります。 私は、もともと食に欲のない人間です。 それは病気になる前から、もっというと小さい頃から変わりません。 好きな食べ物は?と聞かれて答えるのは果物ぐらいで、あとはすき焼きが大好きです(←好きなものあるじゃんというツッコミはおいといてください・・) ただ、それぐらいで、だからって別になく

          #3 気が付くと、食べることが億劫になっていた。【食事編①】

          #2 たぶんきっと、1年前の秋には限界だった。

          うつ病と診断される前の年の秋、これはやばいと思ったことがある。 自分の気持ちが滅入っている。 土日もずっとふさぎこんでいる。 泣いている。 こんな生活が続いた11月のおわり。 上司に、「精神的にちょっときついです。」 とついに打ち明けた。 そこから休みを取ってなんとか心の回復をはかることにした。4日か、5日か、割と長めに。 お散歩をしたり、大好きな神社に行ったり、塗り絵をしたり、アクセサリーを作ったりと、気分転換をしてみた。 幸いなことにそこで調子は回復した

          #2 たぶんきっと、1年前の秋には限界だった。

          #1 まず最初に現れた症状は”家にいても仕事のことを考える”だった

          私がうつ病の診断を受ける前、twitterでつながった友人に言われた一言があります。 ”Haruちゃん、働き方がエグイよ” そして同時に違うリア友に言われた一言があります。 ”Haru、それ上司(弁護士)に言った方がいいよ” 当時の私は、職場はもちろん、家にいても仕事のことを考えている仕事脳でした。 「あれしなきゃ」「これしなきゃ」 あっちもあって、こっちもあって、もうすることだらけ。 でも、それが楽しいと思っていた。 当時の目標とする自分 ”バリキャリ!!”

          #1 まず最初に現れた症状は”家にいても仕事のことを考える”だった

          働くということ

          連日暑い日が続きますね。 みなさま体調は崩されていませんか?? 私は元気は元気ですが、 ”この先の人生をどうするか” という悩みに直面しています。 うつ病から、仕事を辞めた時って、次どうするか、結構悩みますよね。 ”こういう時は大事な決断はしてはいけない” とかいうときに限って、決めないといけないことは色々と起こる。 決められる力なんて全然ないのに・・・ 私は、以前は法律事務所で法律事務をしていました。 俗にいうパラリーガルです。 ”うつ病ですね”と言わ

          はじめましてのごあいさつ

          はじめまして。 ちょっと長い名前をつけた、 ”花束をそっと飾って寄り添って"、のHaruと申します。 私はちょうど4年前にうつ病の診断を受け、現在も薬物療法×精神療法でカウンセリングを受けています。 振り返ると、「まさか自分がうつになるなんて」と思って、知ろうとしてこなかったこと、気付かなかった兆候や、症状が実はたくさんあったことに、あとから気付きました。 いま、私は、うつ病は、防げる病気だと思っています。 なので、そんなしなくていい経験をしてきてしまった私が、あ

          はじめましてのごあいさつ