【Feature PEOPLE】 鈴木彩葉 Vol.2
Co.山田うんでは、東京都東村山市にある障がい者支援施設「希望の郷 東村山」にてダンスワークショップを毎週月曜日に開催しております。
今回、特待生の鈴木彩葉さんがアシスタントとして参加し、レポートを書いて下さいました。是非ご一読下さい。
聞き手:山田うん
●障がい者支援施設「希望の郷 東村山」
HP:https://www.jigyodan.org/kibounosato/
●文舞両道で過去に掲載したレポート記事はこちら!
https://note.com/bunburyodo/m/md35463d9f7de
□希望の郷でのダンスWSを終えて
言葉にするのに時間をかけたいと思うほど、濃い時間、違う空間だった。
今日だけじゃなくて、何回か触れ合う中で見つけていきたい。自分にできる関わり方を。
「正解はない!」教育実習を通しての教訓が蘇った。
ボディタッチ、身体の距離感が近くても、違和感がない空間。
初対面だと距離に緊張感が入るけど、するっと入らせてくれる、入ってきてくれる。
窓からの光と、椅子と。
それぞれ好きな場所に立ってたり、座ってたり、寝てたりする。
すごく力が入っていて、物理的にもほぐしてあげたくなる。でも、今の時間、私がしなやかに前で動いてみたら、目から心からほぐれてくれないかしら。なんてことを考えやってみる。
これが良かったのかは分からないけど、こういうことを重ねていくのがコミュニケーションなんじゃないか、なんて思ったりした。
車椅子の方とのダンス、そうじゃない方ともダンス。
ポテンシャルを引き出せない自分がちょいと悔しい。将太朗さんと晶凱さんの関わり方が美しくて、私もやりたい!!地道に、頑張りたいと思った💪
身体の動きに注目しがちな自分だけれど、目や表情、存在する空気が動きだと感じた1日。
全然寝転ばない方もいる寝転ぶワーク。
座って俯く顔を覗き込むように寝転んでみた。そうしたら覗き返しピュアな目で見つめられた。瞳に吸い込まれそうになる
窓の光が、その方のオーラみたいにほわーっと光って。
1年半前に亡くなった、私の祖母を感じる、優しい世界が目の前に広がった気がした。
時が止まったみたいで、美しかった。
特待生 鈴木彩葉
4歳よりクラシックバレエ、小学校1年生より、モダンバレエ、コンテンポラリーダンスをはじめる。これまでに、伊東由里、内田香、伊藤キムの作品に出演。
伊東みどり、伊東由里に師事。
お茶の水女子大学 文教育学部 芸術・表現行動学科 舞踊教育学コースに在学し、ソロ作品や群舞作品の舞踊創作、舞台制作を行う。
2023年、自身が創作したソロ作品『どしゃぶりのボク』がART.Mにて審査員賞を受賞。お茶の水女子大学学生表彰を受賞。
障がいの特性をもつ子どもから大人までを対象にした、生演奏によるダンスワークショップのアシスタントに参加。
友人とのユニット「ミナミのカエル」で、動画コンテスト入賞。