クリエイターエコノミーを牽引するプラットフォームの稼ぎ方・課金方法の分析
どうも。様々なプロダクトの調査・考察・分析をしています、ぶん@プロダクトおじさんです。
YoutuberやTiktokerに代表されるような、一般人も含めてクリエイターとして活躍できる場が圧倒的に増えてきているいま、
個人がマネタイズできるプラットフォームも増えてきています。
そしてGDPR(EU一般データ保護規則)を代表とする個人情報保護を目的とした法規制が加速するなか、Facebookなどの広告モデルをビジネスの中心としているプラットフォームも、クリエイターのマネタイズ路線へとシフトしてきている現状です。
NFTなどの盛り上がりも、企業やチームではなく、個人が活躍する時代の到来を受けてのことだったのかと思います。
本記事では、そのような流れの中「クリエイターエコノミー」と最近騒がれていますが、
それを牽引するプラットフォームがほとんど海外のプロダクトで、SNS領域以外あんまりよく分からなかったため、どんな課金方法や事業モデルをしてるのかを調べてみたいと思ってまとめました。
広告収益を還元という形だと様々あるかと思いますが、個人的にクリエイターエコノミーど真ん中だと思っている、「クリエイターに直接課金できるプラットフォーム」という観点で今回まとめています。
後半は既存大手SNSを含めこれから直接課金などの仕組みを強化すると思われるプラットフォームもまとめています。
プロダクト開発をしている方、クリエイターのみなさんの参考になれば幸いです。
▼クリエイターに直接課金可能なプラットフォーム
Youtube
【クリエイターの収益化方法】
■チャンネルメンバーシップ
・月額課金
・メンバー限定コミュニティ投稿、限定動画、限定ライブ配信、限定チャットが可能になる
・コメントをするとメンバーのみが利用できるバッジがユーザー名の横に表示される(チャンネルによっては、メンバーになった期間の長さによってバッジの色やデザインが変わる)
・ライブ配信中にメンバーになるとコメント欄に通知され、ユーザー名が5分間チャット欄の上部に固定される
■スーパーチャット
・ライブ配信内で投げ銭ができ、視聴者は自分のコメントを目立たせることができる。金額に応じて表示時間の長さが変わる
・さらにSuper Stickersというアニメーションなどを購入して送ることでより目立たせることができる
・視聴者の支援金額は、1人につき1日最大50,000円まで
■広告再生数比例の収益
・再生数に応じて収益分配
■グッズ販売
・youtube上提携プラットフォームの商品を販売できる
■その他
・収益化プログラム参加基準
ー直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
ーチャンネル登録者数が1,000人以上
ー18歳以上であること
ー広告掲載に適したコンテンツであること
・手数料は30%
まずは言わずもがなYoutuberというクリエイターを産み出したYoutube。Youtube単体で2021年の売上見込が2兆円とか3兆円とか言われています...。ちなみにユーザー数は20億人以上。すごすぎる。
機能は徐々に拡張されていき、直接課金モデルもかなりバリエーションが増えました。
大体知られているような機能だと思いますが、グッズ販売がyoutubeの機能としてあることを知らない人は結構多いのではないでしょうか。
特に日本だとまだあまり活用されていないため、知られていないかもしれません。
現状確認できた提携先だとTシャツなどが簡単に作れるプラットフォーム「SUZURI」でこのような形で表示が可能です。
クリエイターからすると一つのプラットフォームでグッズの宣伝までが可能なため、収益幅を広げることに使えそうです。
Youtubeメンバーシップの細かい説明は以下記事でも紹介していますので、興味あれば是非。
Patreon
【クリエイターの収益化方法】
■クリエイターのパトロンとして月額支援
・金額と特典(Tier)を複数プランに分けてクリエイターが作成可能
・例えばゲーム動画のYoutuberであれば以下のようなプラン設定
ー月1ドル:新しい動画への早期アクセス
ー月5ドル:動画にパトロンの名前をクレジット
ー月10ドル:ゲームのセーブデータのダウンロード
ー月50ドル:「エグゼクティブプロデューサー」として動画に目立つ形でクレジット
・Patoreonサイト内でもこのプランで分けて投稿の閲覧権限を設定可能
・さらにクリエイターが定めた金額に上乗せでユーザーが課金可能(月額で投げ銭するような形)
■その他
・手数料は5%、8%、12%
プランは「ライト→プロ→プレミアム」の順にグレードの高いものとなり、グレードが上に行くほど手数料が高くなり幅広い支援が受けられるようになる。
Patoreonは既にファンを持つ人が収益化するのに適したサービス。
ファンに限定コンテンツを提供することにより,コミュニティを収益化することができます。
面白い点として、以下のように$5のプランに入る場合、支払い画面でさらに金額を多く入力することが可能です。
もっと支援したい熱狂的なファンはこれにより月額の追加課金ができ、クリエイターの安定的な収益になります。
どのくらい上乗せで使われているのか気になる...。
あとはクリエイターがファンとコミュニケーションとりやすい機能だったり、管理しやすい機能があることで、
数多くの様々なジャンルのクリエイターがこのプラットフォームを利用していることで、成長している企業だと思われます。
またクリエイターは自分でプランを選び、手数料とサポートをどのくらいのバランスで考えるか選択肢があるのは面白いです。
ちなみに2020年9月では12億ドルだった企業価値は、2021年4月で40億ドル(約4,400億円)となっている。これもクリエイターエコノミーの流れなのか。すごい。
Cameo
【クリエイターの収益化方法】
■メッセージ動画の販売(リクエスト)
・5ドルから3000ドルまでの価格で著名人に希望の内容でメッセージ動画をリクエストすることができる
・ファンからリクエストを受け付けてそのメッセージ動画を販売する(例えば誕生日メッセージや結婚式のサプライズ動画)
・リクエストから7日間で対応する必要があり、対応されない場合は返金される
■DMで課金
■月額課金
・「VIP」になることで限定のサークルに加入できる(無料でJoin Fan Clubを押したあと設定がある人は出てくるっぽい)
・VIP用コンテンツの閲覧、VIPメンバー限定のグループチャット、VIPバッジが特典
・VIP利用事例:Tom Felton(ハリーポッターシリーズの俳優らしい)
■その他
・手数料は25%
企業価値は10億ドル。こちらは日本円で1,000億円以上。
サービスの設計としては購入者へのメッセージとするか、購入者の知人へのメッセージ(プレゼントとして)を選択でき、言ってほしいメッセージや名前などの入力欄がある形です。
ハリウッド俳優、トップアスリート、アーティストなど本当に様々なクリエイターが登録している。
リクエスト金額は$50〜$100がメインのように思うが、トップ層の相場は$100〜$500あたりか。1分ほどのメッセージ動画でクリエイターは短時間で稼げるし、ファンであれば相当嬉しいこと間違いなしなので、かなりwin-winなプラットフォームに出来ているように思います。
価格設定に関して、以下記事の内容が面白かったです。
Bridge記事引用:
Cameoには多くのスーパースターも参加しています。Cameoの価格設定はタレントが普段稼ぎ出す収益を参考に考えられているそうです。
たとえば、NFLの選手の場合、年俸/試合時間、つまり、1分あたりの当該選手の給料を計算します。その結果、タレントがその価格設定をすれば、NFLでプレーしている時と同じ給与となるので、タレントにとっても見合うビジネスである、という理屈です。
Only fans
【クリエイターの収益化方法】
■定期購読(月額課金)
・課金者限定コンテンツの閲覧
・割引き、まとめ売り、無料お試しなど様々な設定が可能
■チップ(投げ銭)
■PPVメッセージ
・普通の投稿にくわえて、その続編・特別コンテンツを有料DMで販売できる
・個人メッセージ or 一斉送信どちらも対応可能
■その他
・手数料は20%
初期はアダルト系のクリエイターが目立って稼いでおり、そういったイメージの強いプラットフォームですが、
直近ではクリス・ブラウンやオースティン・マホーンなどといった大物アーティストも参入してきており、イメージも変わってきている様子。
課金できる仕組みのバリエーションが多く、工夫によって様々な設計をクリエイターができるような仕様です。
開始24時間で100万ドル(約1億円)を稼いだ成功事例も。すごい。
Substuck
【クリエイターの収益化方法】
■有料ニュースレター
・月額のサブスクリプションで課金者限定のニュースレターを読むことができる
・ニュースレターはメディア形式で届き、webでも閲覧可能
■その他
・手数料は10%
非常にシンプルな仕組み。海外では大手ニュースメディアの有名記者が、メディアで執筆するのをやめてSubstackを利用して自分で直接配信する事例も多数でてきているようです。
メールリストのインポートやエクスポート機能まであり、かなり自由度の高い設計かつシンプルな設計が使われる理由なのだと思います。ただそれによってある程度ファンを獲得したら、データだけエクスポートして離れていってしまう大物クリエイターも出てきているようでそのあたりのバランスは難しいところですね。
Twitch
【クリエイターの収益化方法】
■月額課金
・YoutubeやPatoreonと同じように複数のプランと金額を作れ、それぞれに応じたTier(特典)を設定することが可能。
例えば、限定スタンプの利用、そのチャンネルでの広告を非表示、サブスクメンバー限定のチャットに参加など
・配信者が限定スタンプを送れる。送れる種類はパートナーとアフィリエイトで違う
■ビッツ(投げ銭)
・視聴者はチアーすることで、チャットで目立つことが出来る。あらかじめアイテムを購入しておいてそれを投げ銭する形。Youtube同様目立つアニメーションを送ることも可能
■アフィリエイト
・ゲーム販売アフィリエイトが可能。購入金額の5%が配信者に戻ってくる
・Amazonの商品(ヘッドフォンなど)をアフィリエイト可能。Amazonアソシエイトの仕組みなので商品によって料率が違うが概ね2%ほど
■広告配信
・配信動画に広告掲載でき、収益化が可能
■広告枠販売
ー自分のページにあるウィジェットの一部を広告枠として利用可能。ただし枠は自分で獲得する必要がある・自分のページにあるウィジェットの一部を広告枠として利用可能。ただし枠は自分で獲得する必要がある
■その他
・手数料は30%
・TwitichパートナーとTwitichアフィリエイト
ある一定の配信時間、視聴者数、フォロワー数に達すると収益化が可能。TwitichアフィリエイトよりもTwitichパートナーは上位概念になり、様々な収益化が可能になる。
・Twitchパートナーの条件
ー過去30日間で25時間以上配信
ー過去30日間で12日以上配信
ー過去30日間で平均75人以上の同時視聴者がいる
・Twitichアフィリエイトの条件
過去30日間で合計500分以上配信
過去30日間で7日以上配信
過去30日間で平均3人以上の同時視聴者がいる
50人以上のフォロワーがいる
Twitchは収益パターンが非常に多く、配信者が稼げる仕組みを様々提供しています。とはいえ、かなりYoutubeの機能に似ており、ゲーム配信者の獲得合戦を繰り広げているような感じがします。
2014年にAmazonが1,000億円で買収しており、Amazonアソシエイトとの連携も特徴的です。
note
【クリエイターの収益化方法】
■記事の個別課金(有料記事)
・単品で記事を販売できる機能
・画像や音声も単品で販売可能
・有料記事をプレゼントすることも可能
■記事のまとめ売り(有料マガジン)
・マガジン機能はお気に入りの記事をまとめて、ブックマークがわりにしたり、テーマに沿って分類したりできる機能のこと
・そのマガジンを有料化し単品で販売することが可能
■月額課金で記事閲覧(定期購読マガジン)
・有料マガジンの継続課金モデル
・月額定額で記事本数に関わらずその月に読者
・利用にはnoteプレミアムの登録必須
・note運営側の審査制
■サポート
・お金を払って応援してもらう機能
・有料記事・無料記事どちらでも設置可能
■コミュニティ課金(サークル機能)
・月額会費制のコミュニティやサークルを作れる機能
・メンバー限定で閲覧できる記事の公開
・クリエイターとメンバーが交流できる限定の掲示板が使える
・クリエイターが退出判断することが可能
noteは言わずもがなのクリエイター向けのプラットフォームですが、収益化の方法も様々です。
過去に以下記事で詳しい課金モデルなど紹介していますので、気になる方は是非ご覧ください。
ニコニコ
【クリエイターの収益化方法】
■有料チャンネルの月額課金
・月額課金のチャンネルでは、「月額会員限定」の配信と、「無料(会員&非会員向け)」を自由に使い分けることができる
・生放送でも使い分け可能かつリアルタイムに切り替え可能なため、柔軟に入会動機をつくることが可能
■都度課金
・動画を単体で課金することができる
・まとめ販売も可能
■広告支援
・視聴者がニコニコポイントやニコニコ広告チケットを利用して、応援したい配信者のチャンネルを宣伝することができる
・また広告のために使用されたポイントの一部が配信者に還元されるため、宣伝してもらえるだけでなく収益にも繋がる
■ギフト
・視聴者が配信者に向けてギフトを贈り、応援の気持ちを伝えるもの
ニコニコはクリエイター向けプラットフォームの走りですね。
ご覧のように、現在は様々な収益化方法があり、クリエイターの収益化を手助けしています。
特徴的なのはコンテンツの課金方法やタイミングがかなり自由度が高い点です。
例えば無料で生放送をはじめて、視聴者が多くなってきたタイミングで「ここから有料です」という切り替えができたりするので、濃いファンを持っているクリエイターはうまくマネタイズが可能です。
DMMオンラインサロン
【クリエイターの収益化方法】
■月額課金
・会員にメール配信、専用コミュニティ作成が可能
・年払いプランの設定可能
■コンテンツ販売
・会員、非会員に分けてテキスト・動画の公開が可能。会員特典として非会員は有料、会員は無料など柔軟に設定できる
日本においてクリエイターエコノミーだとオンラインサロンになるかと思い入れてみました。
知らなかったのが、コンテンツ販売もできる点。
日本でも様々なオンラインサロンのプラットフォームやpixive fanboxなどのクリエイターのファンコミュニティを作るプラットフォームが出てきており、各々でクリエイターが稼げる仕組みを拡充させていっているんだなあと思いました。
まぐまぐ
【クリエイターの収益化方法】
■定期購読
・初月無料あり
・月途中登録でも月内のメルマガは全て届く
・バックナンバーは月単位で購入
1999年創業の老舗まぐまぐもクリエイターエコノミー文脈としては外せません。ただ上記のようにsubstuckのような使いやすいツールが出てきた場合、クリエイターにいかに使ってもらいやすい、収益化しやすいサービスを提供するかが重要なポイントですよね。
▼2021年以降、クリエイター直接課金を強化していくと思われるプラットフォーム
Twitter
■Tip Jar
・選択した金額のチップを送信できる。Twitterは手数料を徴収しない
■Super Follows
・お気に入りのTwitterアカウントを有料でフォローできる
・金額は4.99ドル/月で固定と思われる
・課金者限定のニュースレター、限定コミュニティへの参加、eコマース取引、サポーターバッジの特典
などが予定されている
Twitterは2021年に入って、「Tip Jar」「Super Follows」など続々とクリエイター支援機能を発表しています。
また他にも「Twitter Blue」という月額課金サービスも開始予定で、投稿取り消し・広告非表示・ツイートをカテゴリ別に保存する機能も提供予定で、ここで得た収益をさらにクリエイターに還元する動きも考えられます。
TikTok
「TikTok LIVE Gifting」のおおまかな手順は、TikTok内で使用できるバーチャルコインを購入しギフトに変換、そしてこのギフトを「TikTok LIVE」中のクリエイターに送るというもの。
日本では2021年3月にクリエイターに直接課金できる機能が実装されました。ユーザーはコインを購入し、そのコインをライブ内でギフティング(投げ銭)ができるという形です。
TikTokもこの分野は今後注力すると思われ、非常に楽しみでもあります。
Clubhouse
Clubhouse Paymentsは、ユーザーがClubhouseを通じてクリエイターへ送金するための機能。クレジットカードまたはデビットカードの情報を登録しておくと、クリエイターのユーザープロフィールから「Send Money」(送金)をタップすることで、投げ銭できる。
金額は、送金時に決める。決済サービスの「Stripe」を使っており、送金時に「少額」の決済手数料が差し引かれる。Alpha Explorationは仲介手数料を徴収せず、決済手数料の引かれた金額をすべてクリエイターへ渡すという。
■Live Audio Rooms
「Live Audio Rooms」は、Clubhouseと同様に、ユーザーが“ルーム”を開いて仲間と音声だけで会話するサービス。Clubhouseと異なるのは、会話を録音してPodcastとして配布できることだ。後述するように、Facebookはアプリ内でPodcastを再生できるようにもする計画だ。
ルームの主催者は、サブスクリプションあるいは1回ごとの料金で“入室料”を集められるようになる見込みだ。また、「ライブ動画」で提供している投げ銭機能「スター」をLive Audio Roomsでも使えるようになる。
利用者はライブを視聴中にバッジを購入し、お気に入りのクリエイターやビジネスを応援することができる。バッジは120円・250円・610円(米国ドルでは$0.99・$1.99・$4.99)の3種類。購入すると、コメント欄に自分のアカウント名と購入したバッジのアイコンが表示される。
バッジ機能は2020年5月、米国の一部クリエイターを対象にテストを開始しており、現在日本を含む11ヵ国、計5万人以上のクリエイターに対象を拡大した。
Spotify
この機能は、Anchorを通じてクリエイターに提供される。ポッドキャストクリエイターはエピソードを有料サブスクリプション専用に設定して、Spotifyやその他のポッドキャストプラットフォームに公開することができるようになる。クリエイターは今後2年間はこの機能を無料で利用でき、サブスクリプションリスナーから得た収益を決済手数料を除き100%受け取ることができる。なお2023年からは、このツールの利用に5%の手数料を導入する予定だ。
Apple Podcast
「Apple Podcasts(アップル・ポッドキャスト)」のサブスクリプションサービスは、リスナーが定額料金を支払うことで、広告なしの聴取、エピソードへの早期アクセス、お気に入りのクリエイターをサポートする機能などの「利点が追加」される。このサービスは、Apple Podcastsアプリのアップデートで利用可能になる。このアップル純正ポッドキャストアプリでは、引き続き無料のポッドキャストも探して聴くことができる。
Discord
Discordは他にもいくつかの新機能を準備している。会話のスレッド表示は2021年の夏に導入される予定だ。また、有料チケット制の音声イベントをテストするパイロットプログラムも開始される。この機能は、これまでDiscordではお金を稼ぐことができなかったクリエイターにとって大きな恩恵となる可能性があり、ターゲット広告を導入する気がないこのプラットフォームにとって重要な追加収益源となる。
▼まとめ
めちゃくちゃざっくりまとめると、
・クリエイターの安定した収益にもなる月額課金システムはどのプラットフォームも取り入れている
・手数料は5%〜30%と幅があるが、プラットフォームがメディア的な役割も果たしている(集客もできる)ものは手数料は高め
・各社微妙な差はあるが、月額課金/コンテンツ課金/投げ銭の3本柱が基本
・今後、アフィリエイトができる仕組みは増えていくと思われる(Youtube,Twitch)
・Facebook,Twitter,TiktokなどのSNS大手も直接課金分野は今後強めていくのは間違いなさそう
・テキスト→画像→動画ときて、音声分野でも今後クリエイター文脈で過熱化しそう
といった感じでしょうか。
世界で見ると、Tiktokで初めてフォロワー1億人を獲得したCharli D'Amelioさんは普通の十代の女性だったがダンス動画に火がつき、一躍スターに。
Youtubeでは人気ゲーム実況YoutuberのPewDiePieの年収は約76億円と、これまでとは違う分野においてトップクリエイターを各プラットフォームは生み出しています。
また上記紹介したonly fansでは1日で1億円稼いだのは歌手のベラ・ゾーンさん。元々の人気をうまく新しい取り組みに生かすことも今後必要な能力のように思います。
昨年、日本でも様々な芸能人がYoutubeをやり始めましたが、元々人気でもうまくコンテンツを作れない人は人気が出ないし、やはり上手い人は上手い。
これは従来のメディアにおいてはある意味、コンテンツを構成する人と演じる人が分業制だったものが、個人という文脈では自分で構成・演出をすることが求められ、そういったプロデュースする力がある方がやはり人気だったりするのかなと思ったりします。
話は少しそれましたが、今後さまざまな個人の創作活動をエンパワーメントするプラットフォームが登場することは間違いありません。
時代の変化の変わり目で、このような動きを見れるのは大変面白いなあと思います。今後が楽しみです。
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