デジタルの存在で人はどう変わっていくのかをSocialnomics2019から考えてみる
去年も書きましたが、Erik Qualmanさんが毎年統計データをおもしろくまとめたビデオを作っています。どんな人も時間とテクノロジーの進化によって変わる日常からは逃げられない。「人はどう変わっていくか」と言っても、すでに変わりすぎてるんだけど、毎年マイナーアップデートがあるので、今年も内容を日本語にしときます。
2020年にはふつうの人は自分の奥さん(or 旦那さん)よりBotと話すほうが多くなるだろう。
そうね。一瞬ギョッとするけど、そもそも友人や恋人とのコミュニケーションも会ってないときはテキスト中心の世の中、当たり前ですよね。
世界の人口の半分以上が30才未満。
日本が平均年齢をあげてても、そんなに影響ないから。Factfullness でも言ってるけど、人は身近なデータで何かを判断しがち。特に悪いほう。
今日の大学生は切手をなめた経験がない。
そうね、最近はシールだからw
世界の人口、1位はFB、2位はYouTube、3位WeChat、4位WhatsApp、5位中国、6位インド、7位Instagram、8位Twitter、9位アメリカ、 で10位はAmazon。
こういうデータはバイアスかからないように理解しておくことが重要だと思います、ハイ。しかしWeChatすごい、これにいろんなコンテンツ、ECや決済手段がアタッチしてると思うと本当にインパクトあるなーと思う。
ちなみにこの順位を作った元データの一部が上記なんだけど、TikTokのびてますな。
3人に1人はケータイよりもセックスをあきらめたいと思っている。
そうなんだw
3人に2人はソーシャルメディアからニュースを得ている。#fake
はい、その通り。自分もこの中に入ってます。特に日本のニュースはNHKのPodcastで毎朝聴いてるくらいで、積極的に取りに行ってないので、みんながFBとかTwitterで書いてて知ることが多いです。フェイクニュースも多いということで、fakeのハッシュタグがついてるので、それはそのままにしときましたw
人々はすぐに銀行よりもAmazonを信用するようになるだろう。
去年も思いましたが、信用するかはともかく、SFに暮らしてると、ほぼ毎日Amazonと何らかのやりとり(注文、返品、受け取り、Amazon Go、Wholefoodsで買いもの)があり、まんざら全然違うって感じじゃないです。良い悪いはあるけど、Amazonの対応は早いし、透明性も高いから。少なくとも銀行よりは身近というかコンタクトポイントは多いです。銀行は日本でもそうだろうけど、昔より生活導線に入ってこない存在になってますよね。
何かを買うときの決定基準の93%はソーシャルメディアの影響を受けている。
これは何の疑問もないですね、身近な人のリコメンドほど効くものはありません。
私たちのモバイル消費の80%は動画。
そうね、ネット環境が安定してきたことによって、これはさらに高まるだろうなと思います。電車の中で人がケータイ見てるときの一番は誰かとのコミュニケーション(テキストとか)、二番は動画、三番目はゲームだと思います(ユミラボ調べ)。
集中力がつづく時間は短くなってきている:金魚8秒、人間7秒
金魚に勝てるよう精進したいw
多くの人が歯ブラシよりもモバイルデバイスを所有している。
一瞬「えっ!!」ってなるけど、その通りなんでしょうね。ドリフに出てきて、「歯ーみがけよー!」って言ってほしい気持ちでいっぱいです。
1/3の結婚はオンラインではじまり、長続きしている。
だよねって思います。USだと、もうデート相手見つけるのにデーティングapp使うのはふつうのことだし。学校の知り合い、会社の同僚、友達の紹介とかとどう違うのか最近わからなくなってきてます。
毎秒2人がLinkedInに登録している。
現在ではLinkedInはティーンの登録を許可している。
上記2つは明らかにリンクしてますよねw ただFBが(特に年齢が下の層に対して)シュリンクしてきてる今、ターゲットがはっきりしている(友達のネットワークではない、ビジネス上や大学、大学院のネットワークのメンテナンスが出来る)LinkedInはもっと強くなっていくだろうと思います。特にUSだと知人の紹介だと就職が決まりやすかったり、履歴書に人権守るために顔写真、性別、年齢、未婚既婚、人種の項目がない(建前はそうでも、企業は先にそれらを内心では確認したい)ので、LinkedInはその人のネットワークや人となりが見れるので、今後ますます重要だろうと思います。
一番使われているハッシュタグは #love
そうなの、私もつい使っちゃうw
ということで、みなさま、データにだまされないように、でも賢く使っていきましょう。うまく使うと、いろんなシーンでよい説得材料になるから。
ちなみにTOPの写真はLAに行ったとき、メルローズで撮ったレストランの改装中に工事の囲いに描いてあった怒れるハンバーガーくん。悪い子っぽくてかわいいよね。こんな肉食っぽいキャラもいつかImpossible Burger(お肉を一切使っていないけど、お肉みたいな味に作ってあるやつ、実際は植物性タンパク質とかで出来ている)になって、日本ではまた「Impossible Burger男子」(肉食系っぽいけど、実は草食系)みたいな言葉が出来るんでしょうか。
ではまた。