圧倒的な世界観が欲しい
生まれ変わったら何になりたい?
学生の頃はこういう質問をよくしていたような気がしていて、今こうしていい歳になってきてからも、生まれ変わって(何にでもなれるなら)歌手がいいなぁと迷わずに思ったりします。私にとって、人に与える影響がものすごい職業だと思うからです。今世ではあまりにも遠すぎるので、来世に期待ということで笑。
とはいえ自分でも何で惹かれるんだろうな〜、カッコいいからかな〜くらいに思っていたのですが、よく考えてみると、歌は人のいろんなボーダーを超えるからだということに気付きました。
世代や性別、国籍など関係なく、歌っている声や姿や歌詞に魅了されたりして、とにかくその人から何かが伝わってくる瞬間が私はとても好きなんだと。プロではない方が出る歌が上手い選手権の番組とかで、全然知らない人なのになぜか感情が伝わってくるのがすごく感動的で、この感情はなんなんだろうといつも思っていました。心の琴線に触れる的な。
誰かの心を動かす何かが欲しい
そう考えると、生まれ変わったら歌手じゃなくてもいいのでは、人の心に触れる何かを表現できるものであれば何でもいいのでは、と思ったり。
(描けないけど)絵だったり、(作れないけど)料理だったり、(できないけど)喋りだったり。自分の中にある強い感情を伝えるツールが欲しいのだなと気付きました。となると、今やっているハンドメイド作家というのは少し近いところにいて、自分がいい!と思うものを表現して作る、というところまではいい感じなのではと思います。それが相手に伝わるかどうかは別の話ですが、伝え続ける努力はしなければなと思いました。
強烈な世界観に惹かれる
そもそも歌手やアーティスト、何かのプロ。何でもいいのですが、人を巻き込む、なんなら飲み込むほどの圧倒的な世界観を持てたらなぁとつくづく思います。その人にしか作れないものだったり、その人がいることでその場の雰囲気がガラッと変わったり(こういう人にはたまに出会う)、本人が意識しない独特の雰囲気を持つ人に惹かれてきました。
雰囲気からもうダダ漏れしている人と、そんな初見ではなかったのに本人を探っていくと実は独特な世界観を持っている人と、いろんなタイプがいます。だから人を知るのが好きだし、それを本人が気付いていないとなおさら気付かせたくなります笑。
そもそも圧倒的じゃなくても、誰かや何かに偏愛する姿や、それによって驚きや感動、癒やしや穏やかな空気が広がる世界。本来みんなそれぞれの世界を持っていて、いろんなことに囚われずに自由でいられるような。ライブとかはまさに、普段バラバラの世界で生きている人たちが、さらなる強烈な世界に飲み込まれて一体となる、最高の空間だなと改めて思いました。
大きなことを言ってみる
立場や年齢や常識や国や言葉、何に対してもボーダーやバイアスが個々にあって、それはある意味その人を守ってくれてもいるので感謝なのですが。そんなごちゃごちゃ悩んでいる自分を、直接心に、圧倒的な世界観でぶん殴る。それを体現しているのが私にとっては歌手やアーティストであり、心震える瞬間なのだと思いました。これはまだ出会えていない分野も絶対あるはず。
そういうものにもっと出会って行きたいし、たくさん受け取って、自分も与える側になりたいのだなとこのブログを書いていて気付きました。
抽象的ではありますが、誰かを感動させたい。それだけなのかな。今苦しんでいる人が、もう少し生きてみてもいいかなと思えるような、そんなものを作れる人になりたいなと、今年はそんな大きなことを言ってみます笑。
今日もとりとめなくダラダラと。ではまた。