論文を読みっぱなしにしないために
論文を読む意義は,「新たな研究成果を知る」「先行研究を押さえる」など,さまざまあると思います。
そのなかでも「研究の仕方を学ぶ」「論文の書き方を学ぶ」ということも重要ではないでしょうか。
以前,以下のようなツイートをしたら,結構反響がありました。
これは,私が論文を読みっぱなしにしないために行っている,論文レビューのテンプレートです。
論文をただ読むだけだと,すぐに忘れてしまうので,これを残しています。
下に記入例を示しておきます。
このテンプレートは,以下の本を参考に作成しました。
本書のpp.86-87には「文献のまとめ方」という節があり,とても参考になります。
(その他,日本語教育学を具体例として,研究のいろはが易しく書かれています。私が大学院生のときの座右の書として大変重宝しました。)
この論文レビューを繰り返していくと,自然と論文を読む際に「論文の書き方」「研究の仕方」が分かってきます。なぜなら,テンプレートに書き込むことを意識しながら読むからです。
また,大学(院)などでの授業や,読書会に臨む前に,論文通読が課されることがあると思いますが,ただ論文を読んで,そこに書き込むだけでなく,論文レビューをまとめておくと,要旨を把握しやすくなると思います。
ノートにまとめる手間も省けます。
ぜひ,ご活用ください。
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