見出し画像

ゲームの話をしよう

先日、CAPCOMから発売される『鬼武者』の最新作、『鬼武者 Way of the Sword』が発表された。


PS5の『鬼武者』である。正直、欲しい、と思った。
何故ならば、『鬼武者』は特別だから。特別なゲームだからだ。まぁ、ただ好きだけだが。

とはいえ、プレイしたのは1〜3作目、4作目はプレイしていない。
1は、2001年に発売されたのだが、キャッチコピーが良い。『空前絶後のバッサリ感』。素晴らしい惹句じゃっくだ。

私は、今作を初めてプレイした時、まさか、敵がバリバリの西洋モンスターであり、フォーティンブラスとかギルデンスターンとか、2だけど、ゴーガンダンテスとか、そんなハイカラーな名前だとは思わなかった。シェイクスピアの『ハムレット』からの頂きである。

そして、PS2タイトル初のミリオンセラーである。100万本を売り上げた。2もだ。2本連続ミリオンセラーである。
3はハーフミリオンは超えていたと思う。

人気シリーズである。1と3は明智左馬助が主人公で、金城武がモデルアクターとして参加していた。

『鬼武者』は、『戦国バイオ』として元々PS1用のソフトとして開発されていた。それが2専用ソフトになった。まぁ、よくあることだ。『FFⅣ』とかも、初めはファミコン用だったが、途中でスーパーファミコンになっていた。そりゃあ新しいハードの方がいいだろう。

1996年に『バイオハザード』が発売されて、1998年には『バイオハザード2』、1999年には『バイオハザード3ラストエスケープ』、また、同年には『ディノクライシス』、2000年には『ディノクライシス2』が出ていた。ゾンビ、恐竜、とくれば、次は侍である。そして、カッコいいバイオとして制作されていた『デビル・メイ・クライ』はスタイリッシュアクションとして、こちらも2001年に発売された。この中ではディノクライシスはXboxとかで3も出たが、このシリーズは比較的不遇である。映画では恐竜が一番人気だと言うのに。ちなみに、『ディノクライシス』の1は難易度が高く、『2』は比較的ぬるい、然し、2はミニゲームなどハマる要素がある。『バイオ3』のマーセナリーズと同様だ。あれも死ぬほどプレイした。

『バイオハザード』は8まで出ているが、私は、5、6、7は未プレイだ。更に、コードベロニカも未プレイだ。

コードベロニカは傑作だという。バイオシリーズ一番の傑作だという。1か4かベロニカか、それくらいだという。
然し、私はまだ未プレイだ。当時、ドリームキャスト専用で、2000年くらいに発売される予定で、私は、これと、『ベルセルク千年帝国の鷹ミレニアム・ファルコン喪失花ワスレバナの章』、この2本をプレイしたくて買いたかったが、そんな財力はなかった。その後、ヤフオクで落としたDCとベルセルクセットで、ベルセルクはプレイした。然し、そのDCは不良品で、私は、ベルセルク1本で寿命を迎えた。だが、私は、この、ゲームオリジナル、然し、三浦建太郎先生のDNA色濃く残る傑作をプレイできたことを誇りに思う(何の誇りだ)。今作は、初期ベルセルク、1巻〜3巻、14巻〜16巻、とかの、あの、黒い剣士編の匂いが濃厚にする素晴らしい短編だ。

で、DCでは本当には、『D2』をプレイしたかった。『Dの食卓2』である。D2は、当時のファミ通で飯野賢治氏のインタビューなどと合わせて、よく特集や紹介ページがあった。

飯野賢治、私は、飯野賢治の本を複数持っているが、何度読んでも面白い。この男、山師、ともいえるが、然し、YMOを愛し、洋ゲーのテイストを持ち込み、そして様々面白い企みをする、時代を代表するクリエイター、然し、300万本売れるRPGはどうなったんだ?

飯野作品では、『風のリグレット』という音だけの画面真っ暗のゲームもある。発想がイカれている、が、脚本は坂元裕二、確か飯野賢治のRPGのシナリオ書く予定だったはず…。今は『ファースト・キス 1ST KISS』とか公開中ですね。
『エネミー・ゼロ』とかもね、敵が見えない、いいですね〜、なんかね、こう、面白そうな企画が多いんだよね。
それから、マイナーどころでは『宇宙生物フロポンくん』。

とにかく、こう、アドベンチャーゲーム、CAPCOM印、は、面白かった。

KONAMIだが、『メタルギアソリッド』や、『サイレント・ヒル』、それから『SIREN』なども、これらのゲーム世界、何作も何作も出ているので、掘れば掘るほど、ハマればハマるほど深みから抜け出せない。
私は、『メタルギア』シリーズでは、やはり、PSの、ソリッド、が好きだ。雰囲気といいシナリオといい、まさにソリッドであり、最高である。2は、ぶっちゃけ雷電だったので……。でもシナリオは最後はかなり攻めてましたね。

まぁ、最近のゲームはわからない。一つ、気になっているのは、『昭和米国物語』という作品で、昭和66年が舞台で、日本に買われまくった米国、つまりは、サイバーパンク、なのかよくわらかんが、『ブレードランナー』的、な世界観などの、この奇妙なゲーム、バイオレンス描写もハードであり、
なかなか面白そう、他にも、あー、『デス・ストランディング2』もやりてー!、でも、ニコラス・ウィンディング・レフンなんて、もうこのゲームでしか名前を聞かないが、然し、『ドライヴ』は最高だ……。なのだが、然し、ゲーム、をやるには時間がいる。で、私は、時間がない。

と、いうのも、ぼーっとしていることが多い。私は、本を読みながら、途中、別のことを考えたり妄想したりで、全然、前に進まない。読むのが早い人間、が羨ましくて仕方ない。速読、と、いう言葉があるように、さーっと本を読む術もあるのだというが、まぁ、そんなことをほざく輩は嘘つきだ。何故ならば、速読しているやつに、その本の細かい描写や仔細なことを尋ねたら、答えられないだろう、要は、大枠を掴んで読んだ気になる、そういう類の技である。技術である、つまり、しょうもない映画のレビューと同じであり、え、お前独自の感想が一つもないじゃん、と、いう、そんなレベル、のしょうもなさであり、いや、そんなことはない、速読で全てちゃんと覚えている、と、言う人間は、そもそも、本を読むのに適していない、何故ならば、本は覚えるものではない、本は心で読むからであって、後で反芻するからであって、のちに人や自己と語り合うからであって、それが理解できずに冊数を重ねる、というのは、虚栄心と自己顕示欲のブレンドコーヒーのようなものであり、そんなものを飲まされると吐いてしまうのだ。コーヒー豆だったらうんこだった、的な、そんな臭いがプンプンする。

何より、それが事実であるほど、速読して仔細まで拾えて様々思いを巡らせる優秀な人間は速読を売りにせず、もっと優秀な人間として活躍して称えられるだろうし、速読の虚しさを喧伝することにアホらしさを感じるはずだ。
だが、言えるのは、私は圧倒的に遅読ちどく、であり、基本的には全てのページを読むことはない、拾い読みマイスターであり、読書家の中では下の下である、ということ……。まぁ、然し、下忍でも構わない。ナルトだって、下忍でも最強じゃないか。中忍、上忍、等と格好つけて、え、微妙じゃね?となるほうが、え、こいつコネじゃね?となる方が嫌ではあるマイカ総老師。

さて、話が本にすり替わってしまったが、まぁ、とにかく、『鬼武者』である。

今回は、三船敏郎が武蔵に扮する、金城武、松田優作、ジャン・レノ、そして、三船敏郎、である。武蔵、は私も大好き、だが、三船敏郎は、こういう時に度々出てくる。以前、というか、22年前、2003年、大河ドラマで『武蔵-MUSASHI-』と、いう、市川新之助、まぁ、今は市川團十郎が演じる宮本武蔵、があったが、おつうが米倉涼子、又八が堤真一で、佐々木小次郎が松岡昌宏、とかだった。音楽が、エンリオ・モリコーネ、である。あの、エンリオ・モリコーネ、である。毎回、虚無僧を思い出させるような笛の音がピロロ〜、と流れる。当時は、『バガボンド』が売れまくっていた。今は、休みまくっている。10年以上休載している。

で、それもあってだろう、企画は動き出し、撮影されて、放映された。
市川新之助、宮本武蔵にぴったりだ。然し、このドラマ、抑揚がなく、壊滅的につまらなかった、ような気がしているが、後半は観ていない。ので、今こそ、観なければならない。そう、日本人、は、皆宮本武蔵に関しては、汎ゆる作品で履修していかなければならないのだ。

それは、『刃牙道』だってそうだし、『武蔵-MUSASHI-』だってそうだ。『ブレイブフェンサー武蔵伝』や、『からくり剣豪伝ムサシロード』だってそうだ。宮本武蔵で世界は溢れている。今度は、自分で武蔵を操作できるのだ。これをやらない手はないのである。

なので、私は、PS5pro、あの、110,000円もするハード、の購入、を逡巡、否、無理、死……、と一瞬で諦めて、無印のPS5ですら指を咥えて眺めるしかないこの物価高、東京砂漠……。

いいなと思ったら応援しよう!