2023.6.5 イノベーションには金がいる 三橋貴明氏
国債をめぐる「空気」の研究 こども未来投資国債?赤字国債?【三橋TV 第712回】 2023.06.05
0:58~
イノベーション‥(経済発展の一因としての)技術革新。 innovation (=新機軸)
三橋氏
「三橋経済塾」ですが「第6回 講義」「6月11日」に「中野剛先生」をお招きして開催されます。はい。
何を話されるんでしょうかね?
高家氏
何なんですか? どんなお話が聞けそうですか?
三橋氏
「財源経過」「技術経過」、
高家氏
「技術系」? 例えば?
三橋氏
技術、要は「イノベーション」ですよ。
最近「経済成長するためにはどうしたらいいんですか?」って言われると、「その君、イノベーションだよ」っていう風に、バカが口を揃えて言うわけです。
「イノベーションって何だよ」と、まぁ「生産性向上」でいいんだけど、
高家氏
はい。
三橋氏
それって「俺たちが「生産性向上しよう」とか「イノベーションしよう」って思ったらできるんかい」と。
「需要がなきゃできねえだろ」と。
あと中野さんの、あのだから、「政府の支援が必要」でしょ、「2つ」いるでしょ、と。
高家氏
はい。
三橋氏
当然「需要がいっぱいありますよ」と、「作れば、売れる」と。
さらには「リスクがあまり取らなくていいの、我々」、政府がある程度取ってくれるから、
「それでイノベーション起きるんじゃないか」と、「 iPhoneが典型じゃないか」と、
高家氏
確かに。
「イノベーション」のために、最初に「政府の支援」がある「アメリカ」
三橋氏
という話をされるかもしれないですよね。
だからあれですよ、「アメリカ」って、実は「イノベーション」とかですね、「シリコンバレー」とかね、
「ベンチャーキャピタル」とかですね、そういうの、盛んに見えるじゃないですか。
高家氏
はい。
三橋氏
まぁあるんだけど、確かに。
でも実際はね、ほとんどの企業って、
高家氏
「国の支援」なんですか?
三橋氏
「国の支援ないと生きていけない」から、めちゃめちゃ潰れますからね。
高家氏
潰れる?
三橋氏
「スタートアップ企業」ですよ、所謂。
「スタートアップ企業を作りました」と、そこにですね、あの海のものとも、山のものとも付かないような「製品」とか「サービス」売るわけ、作るわけですよ。
そこに金出す「ベンチャーキャピタリスト」なんか、いないからね?
高家氏
えっ、どうするんですか?
三橋氏
だから「政府の支援」ですよ。「後から」来るんですよ、「ベンチャーキャピタリスト」が。
高家氏
なるほど。「先に、政府が支援した」んですね。
その「後」に、「ベンチャーキャピタリスト」が投資しにくる
・・・・・
ベンチャーキャピタリスト‥
ベンチャー企業に資産を提供する人、または企業(投資機関)。 投資家から集めた資金を、独自調査に基づいて成長が期待できる企業に投資し、その企業の経営を支援して株式を上場させる。
・・・・・
三橋氏
「あ、これは絶対OKだ」ってなってから来て、それで「IPO」で「ボロ儲け」するんですよ、そういう「腐った制度」なんですよ。
・・・・・
IPO‥
「Initial Public Offering」の略語で、「新規公開株」や「新規上場株式」。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること。
・・・・・
高家氏
へぇ〜。
三橋氏
「それを真似するのがいい」みたいな風潮になってるから、「バカじゃないの」っていうような本を、まぁそんな下品な言葉使わないけど、中野さんは、そういう本書かれてました。
びっくりしました、私も、数字見て。
いやー確かにね、そんな話聞いたら私だって「ベンチャーキャピタルリスト」やりたくなったよ。(笑)
高家氏
ほぅ、本当ですか?
三橋氏
「最初の時点」では借りれない、「政府の金」なんで。
「あ、これいけるな」と思ったら「我が社が投資しますよ」みたいな、で、「絶対もう勝てるか」、
「IPO」で転んで、「やめましょうよ、そういうの」「真面目にやろう」という話をされるかもしれないですね。
高家氏
楽しみですね。
「皇統論 第52回 院政の始まり」、「歴史時事 第52回 ペロポネソス戦争」がリリース
三橋氏
楽しみですが、「皇統論 第52回」「院政の始まり」、「歴史時事 第52回」「ペロポネソス戦争」がリリース になりましたので、ぜひ皆さんご入会いただければと思います。
ついに「平安時代の末期」の方に近づいてきましたね。
次の次ぐらいで「平家北行」ですね。
高家氏
あ、「平家」、も、もう書かれてるんですか? もう考えてるんですか?
三橋氏
うん。そうそうそう。
「少子化対策に「国債」をあてること」の提言書が「責任ある積極財政を推進する議員連盟」より出される
「5月19日」のブログ、「こども未来投資国債とPB目標」「プライマリーバランス目標」なんですけど、
「自民党」の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」ですね、こちらがですね、「少子化対策の財源に、国債を当てることを盛り込んだ提言案を大筋でまとめた」
「政府が6月、今月策定する骨太の方針への反映を目指して、役員以外に近く提出する」ということだけど、
「自民党」のね、「政務調査会」も、これはただの「議員連盟」だけど、「政務調査会」という本丸、そこも相当「国債派」が多い。
高家氏
へぇ〜。
三橋氏
「こくさい派」って「インターナショナル(国際)」じゃなくて、「国債発行」派が多いんですよ、
「そりゃそうだろう」と、「それはそうだろう」と。
でも「財務省」側は、いろんな要人とかね、その「十倉さん」とかね、「経団連会長」の、あるいは「茂木幹事長」とかね、
「消費増税ー」とか「社会保険料ー」とかいろんなアドバンス?あげてるけど、
これらは「議論してる途中」です
ちなみにあの、これ話してる時点では「まだ決まってない」からね、これから「議論」しなくちゃ、てかもう「議論している途中」ですよね、
ただなんか、「決まったー」みたいに報じられるんだよね。
高家氏
あぁ、「既成事実化」?
三橋氏
そう、 「既成事実化」っていうプロパガンダ、バンバン使われています。
実は大事なのはですね、この「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は、その「国債」についてですね、「国債」について、
「名称(について)、将来世代に世代に負担を先送りするような誤ったイメージを与えないことも要求」しています。
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