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2024.04.15 ③ 戦後「民主主義」を「デモクラシー」と訳して騙す

大阪維新とポピュリズム〜なぜ、悪質な政治手法に騙されるのか?[三橋TV第847回]  2024/04/15

https://youtu.be/D6hixgFeoTc?


言語的抽象性が高い「日本語」が、日本を歪ませたい悪い政治家に利用されている?

(例)
政府の借金(国民の黒字)』 → 『国の借金』(→「国民の赤字⁇」)

単なる政治手法の1つである「ポピュリスト」という概念が、政治的に「悪」だという風に思わされたように、

戦後の日本では、「民主主義」を、(「民主制」という意味の)「デモクラシー」と訳されてきた。
他にもたくさんある。

我々は「政治的プロパガンダ」に乗せられて、心理的に無意識に、彼らの思惑に「誘導」されていることについて、もう少し自覚をしておいた方がいいかもしれない。

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こちらの動画を見る前に、

「2024.04.15 ① 共産主義、社会主義、自由主義も、ぜ〜んぶ「資本主義」❤️ 三橋貴明」(1/3)

https://note.com/bulemoon01/n/n1fd3985516b7?sub_rt=share_pw

と、その次に、

「2024.04.15 ② 「ポピュリスト」と維新の会 三橋貴明」(2/3)

を見てからの方が理解が深まります。

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15:34〜


「デモクラシー」は「訳 民主主義」ではない

「democracy」 → ⚪︎「民主制」 ×「民主主義」


三橋氏
最後、「民主性」

高家氏

はい。

三橋氏
「民主性」なんでか知らないけど、日本って「デモクラシー」「民主主義」と訳すんだよね。

democracy = demos(人々)とkratos(力) 民主的であること。民主制。)

高家氏
うんうん。

「民主主義」 → ⚪︎「democratism」 


三橋氏

え、「民主主義」だったら「デモクラティズム(ism)」じゃね?
「外務省の文書」とかも「デモクラシー」を「民主主義」って訳してんのね、翻訳する時に。

(democratism = 民主主義の理論、制度、または原則)

主義(ism)= 継続的にもっている思想上の立場。常常もっている意見・主張。)

高家氏
はい。

三橋氏
いや「民主性」でしょ?

高家氏
どうして変えちゃうんですか?

「主義(ism)」は「イデオロギー(思想)」


三橋氏

分かんない、分かんない。
戦前、どうだったか、分からないんだけど、少くとも戦後「デモクラシー」「民主主義」って訳されちゃってて、
「主義」って入るってことは、これは「イデオロギー」です。

イデオロギー = 人間の行動を左右する根本的な物の考え方の体系。観念形態。俗に、政治思想。社会思想。)

つまり「民主性は、いいことなんですよ」という、
グローバリズム(ism)」が、「グローバル化は、いいことなんですよ」と同じように、
「民主性がいいことなんですよ」っていうのが「民主主義」でしょ?

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democratism   =民主主義
globalism        =地球主義(全球主義)
liberalism      =自由主義
conservatism     =保守主義
communism       =共産主義
socialism            =社会主義
capitalism           =資本主義
authoritarianism =権威主義

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高家氏
うんうん。

「ism」がつくと、「それが正しい」というマインドが入る


三橋氏

で、それが「主義」っての入って、「民主主義は、絶対善だ」ってことになると、逆らえないですよね

高家氏
ふーうん。

三橋氏
でも単におかしいと思うけどね。

高家氏
うん。

「デモクラシー(※民主制)」は、手段の1つ


三橋氏

なんで かと言うと「デモクラシー」にしても別に、多々ある「政治手法」の「1つ」に過ぎないから、

高家氏
はい。

三橋氏
別に、私は日本の、「日本の国民主権国家」としての「民主性」を「否定」したいわけじゃないよ。

高家氏
うん。

三橋氏
ただ、「ただの手段じゃん」と。

高家氏
はい。

権力を握ってる人が誰かわかってる方が幸せなこともある?

三橋氏
もしかしたら、今の日本なんか典型だけど、それこそ「銀河英雄伝説」の、あ、知らないか、
「ラインハルト・フォン・ローエングラム」みたいなですね、「偉大な皇帝」がですね、「権力」握ってた方が「 日本国民」幸せなんじゃねえの?と、たまに思う。

高家氏
どんな人なんですか、その方は。

三橋氏
その方、だから頭が良くて、顔が良くて、戦争強くって、人々のことを常に考えてるっていう、ような「完全君主」みたいなやつね。
「完全無欠な君主」みたいな奴なんだけど、実際いないよ、そんなやつ。

高家氏
はい。

「権威主義(authoritarianism)」

三橋氏
それこそ「聖徳太子」じゃないんだけど、みんないいとこもあれば、悪いとこもあんだろう、というのが実態なんだけど。
ま、もしそういうのがいたとしたらね、あのそれに「すがる」ってのが、これが「権威主義」ですよね。

高家氏
うんうん。

三橋氏
で、「世界の国々」を見た時に、実は「権威主義の国」の方が「民主性の国」より「多い」んだよ、という現実がある。

高家氏
例えばどこですか?

「民主主義(日本)」の国は、少ない

三橋氏
いや、例えばですね、「ヨーロッパ」、「アメリカ」、え〜「北アメリカ」ですね、厳密には、
で、まぁ「日本」、で、それで「オセアニア」ね、「ニュージーランド」 「オーストラリア」とか除くと、ま、大体そうだよ。
 
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「権威主義」じゃない国
・日本
・ヨーロッパ
・北アメリカ
・オセアニア
・ニュージーランド
・オーストラリア 他

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高家氏
そっか。

三橋氏
「アフリカ」なんか、ほぼそうだよ。

高家氏
ああ、確かに。

三橋氏
はい、「ロシア」とか「中央アジア」とか、そうですよね、もう「トルコ」もそれに近いからね、だんだんだんだん。

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「権威主義」の国
・アフリカ
・ロシア
・中央アジア
・(もうすぐ)トルコ 他

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だから、我々(日本は)「多数派」じゃないんですよ。
で、分かるわけ。

高家氏
はい。

「民主主義」の弊害?


三橋氏

なんでかと言うと、それこそ「自由民主主義です〜」とかやって「言論の自由です〜」とかやってたら、ま、異分子がいっぱい入ってきました、と。

高家氏
はいはい。

三橋氏
あるいは「異なる意見」が入ってきました。
で、あの大元の「文化」「伝統」「歴史」とかいった「基盤」が「壊され」てきました。
その時に「どうしたら、いいんですか」ってなったら、それは「民主性」(を)「制限する」しかないんですよ。

高家氏
う〜ん。

「民主制」を制限せざるを得ない場合も


三橋氏

つまり「権威主義に、ならざるを得ない」

高家氏
なるほど。

三橋氏
ということを「マキャベリ」が書いてるんだけどね、「そのまんまだな」と思います。

高家氏
え、そうやって「移り変わっていく」もんなんですか?

「日本」は「日本語」に守られている


三橋氏

分からない。あの「国」によって「違う」と思うから。
でも「日本」はですね、めちゃめちゃ「基盤」が厚いです、「文化」「伝統」「歴史」とかの。
だから、他の国より「楽」です。

高家氏
うん。

三橋氏
大体「言語」が「みんな同じ」じゃないですか。

高家氏
はい。

三橋氏
私、最近思うんだけどさ、「外国の方」って確かに日本に来てますよ、コンビニとか結構いるじゃないですか。
ロクでもない奴がいるのは、確か。

高家氏
はい。

三橋氏
でも「日本語」喋ってる、その「アジアの方々」ってなんか「日本人化」してない?

高家氏
あ、なんか分かります。

三橋氏
分かるでしょ? 「言葉の問題」だと思います。
「日本語」喋ってるうちに、「日本人化する」んだろうなっていう。

高家氏
うんうん。

三橋氏
でも、私たちも、ちょっとだけ「外人化」してる気もするんですけど、私。

高家氏
そぉお?

三橋氏
なんかします。

高家氏
でもね「日本語」喋ってるから。

「日本語」は、歴史の中で「守られてきた」


三橋氏
うん「日本語」って、異様に「抽象性」が高くって、
で、元々「サピエンス」がですよ、「日本列島」に入ってきました、と。
「1カ所からじゃない」から。

あの、例えば、まあ「中国」とか「朝鮮」を通った ケースもあるだろうし、「南」から来たケースも あるし、「北」から来たケースもあります。

普通ね、普通、「征服した」場合は、相手国の「国民の言語」変えちゃうのよ。

高家氏
うんうん。

三橋氏
「自分たちの言葉(を)喋れ」ってなるんだよ。
「日本」はそれ、起きなかったと思う。

高家氏
うん。

三橋氏
段々、混ざってって「日本語」ってのができたから、「完全な孤立語」なの「日本語」って。

高家氏
ほお。

三橋氏
「似てる言語がない」の。

高家氏
はい。

三橋氏
ま、辛うじて「文法」は「ツングース系」の「アルタイ語」に似てて、それでなんなんか「言葉の使い方」「オーストロアジア語」って南の方に似てるな、ぐらいで、それ「完全なオリジナル」なんですよ。

高家氏
うんうん。

「日本にたどりついたら、生き残れる」


三橋氏

ということはですよ、そういうことはですよ、元々そうだったんですよ。

高家氏
はい。

三橋氏
うん、要は「安全」だから。
あの、特に、「大陸から切り離された後」ってのは「日本列島にたどり着いたら、生き残れる」と。

高家氏
うんうん。

三橋氏
で、「そこに入りました」と。
で、「征服した」わけじゃないから、その「自分たちの言語」も使うし、「向こうの言語」も聞いて、
で、なんとなく混ざって、で、できたのが「日本語」だと思うのね。

「日本語」のいい感じの曖昧さが、あいつらによって・・・


その「威力」が今「発揮されてんじゃないかな」というお気がいたします。
でもね、「抽象性が高い」分ですね、「言葉の使い方」が「曖昧」になっちゃって、「問題が解決しない」んだよ、だからこの話をしたんだよ。

高家氏
はい。

三橋氏
特に「国の借金」とかね、そういうの「財政ファイナンス」とか、そういうような言葉が作られちゃって、みんなそれで「納得しちゃう」みたいなね。

高家氏
うん。

三橋氏
意外と「言葉」に左右されるでしょ、人間って。分かったでしょ、今日。
はい、最後、宣伝です。


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