2024行く年来る年
今年も1年早かった。気付けば、あっという間に3か月経った、もう10月だ、というように。年々その感覚は加速していく。皮膚感覚としては、暑い時期が長く続き、稽古をしやすい時期はすぐ終わってしまう。いきなり冬になる感じ。年末恒例、井岡の世界戦も今年は消失。メインに抜擢された堤選手は落ち着いていて、力強かった。年末と言うことで今年の道場運営、内容について振り返りたいと思う。
今年、正確には、今年度から稽古を見直した。具体的には、
①日曜日の稽古時間の変更
先代支部長から続いてきた開始時間を22年目にして変えた。正確に言うと、少年部が発足してから、日曜日稽古は一般部19時から、(実験的に18時開始の時期もあった)少年部は9時開始の二部制だった。あまり考えずに、そうしたもんだと思ってやっていたが、これを少年部・一般部統一して9時開始とした。働き方改革ではないが、個人的には時間と体力には余裕が出るようになった。ただし、私は現在、日曜日勤務が月に1、2回は発生するため、不在になることもある。ここは、一般部上帯の協力で開催して頂いているところ。ありがたい。
②水曜日稽古内容について
22年前から稽古は日曜日と水曜日だった。この頃は一般部のみの開催。当時は格闘技ブームで、土曜日のゴールデンタイムに地上波(民放)でK-1やPRIDEが放送されていた。今思えば凄い時代だった。年末は紅白以外の民放は格闘技興行を放送する、という年もあった。
当時、水曜日の開催場所だった市立中学校が統廃合で廃校となった。稽古先を探していたところ、同じ中学校の武道場で活動をしていた合気道の方から『清水地区に新しい公民館が出来る。新規に活動する団体は少ないはずだから、行ってみてはどうか。』とアドバイスを受けたのが、現在お世話になっている稽古先と出会えたきっかけ。ちなみに合気道は、『畳敷きではないから、(清水地区では)活動を出来ない。』と話されていた。清水地区も当初は教育委員会所管だったが、現在のコミュニティセンターに名前を変えて、市の管轄部署も変わった。使用料の変化(上昇)と併せて、時代の移り変わりを感じるところ。
水曜日の稽古場所は確保出来たが、道場開設時のメンバーも仕事に、家庭にと忙しくなり、水曜日の開催も危うくなった時期もある。しかし、上手い具合に(?)この頃、少年部で試合に出る子が出現したので、少年部の水曜日稽古が定着化した。水曜日は試合対策ということで、基本・移動稽古は少な目に行い、ミット・組手を多く行うという内容も定着した。
準備運動に関しては、稲毛道場から続く極真会館流のダイナミックストレッチ→柔軟運動というものを、簡素化した。結果として、ダイナミックストレッチメインで柔軟運動が少なった。稽古前はいいが、稽古後に柔軟運動を取り入れるなど、ここは検討の余地がある。
③補完稽古開始
少年部と一般部を同時に始める場合、準備運動に併せて、基本稽古、移動稽古についても少年部に合わせる必要が生じた。具体的には、種目、本数を減らした。目安としては組手と直結した、手技の受け、形に出てくる技を採用した。基本、移動の時間が少なくなることで、日曜日は準備運動から始まり、基本、移動、形、組手、ミット、補強と全てを行うことを目指す。言うなれば日曜日はレギュラー稽古。水曜日は組手に特化した稽古を行う。
稽古内容を少年部に合わせた場合、一般部は稽古内容に物足りなさを感じるだろう。対策として、少年部の稽古終了後に一般部が残って、居残り稽古(補完稽古)を行うこととした。今は限られた残り時間でミット、組手をメインにしている。内容は今後、参加者に合わせて柔軟に対応したい。
総括として、今年度は少年部中心の活動となりました。嫌な顔をせずに、少年部のミットを持ち、組手の相手を務めてくれた一般部の皆さんに感謝します。少年部に指導を行い、動きを言語化することでより理解が進み、自身の成長にも繋がると思います。来年は少年部だけではなく、一般部についても技術的にも、知的好奇心を満たすべく進めていきたいと思います。来年も空手を通じていい1年にしたいですね。
自宅のサンドバッグを吊らしている紐が切れた。10年位経つので、経年劣化で切れるだろう。久しぶりに吊らそうとして一苦労。重い、持ちにくい。結果、以前より少し低くなったので、もう少し上に上げたいところ。
市内のお菓子屋さんで懐かしい顔ぶれに再会。元気そうで良かった。いつでも稽古に顔を出してください。お待ちしています。