足を切って運び、胃潰瘍にも対処してくれるクラス
今日は新学期初日でした。
9割顔見知りのクラスですが、久しぶりの子もいたりしてちょっとドキドキ。
しかし、新入生も来れず、前年からほぼ変わらぬメンツで形成されたクラス。腐れ縁のような今年度の学生たち。
「クラス変わったけど、とりあえず自己紹介する?」と聞いたら、
「いや、みんな知ってるから授業しましょう。」
クーーール!
まぁその方がこちらもあとが押さなくていい。じゃあ、はじめましょか。
学校きっての「優秀だけど大人しいクラス」さて、どうなるやら…
と思ったら、早速ネタをくれました。
テキストで扱う新語の中に
「足を運ぶ」というのが出てきました。
「足を運ぶ、どんな意味ですか?」
と聞いたら、
学校中のあだ名で「チャラ男」と呼ばれるベトナム人Aさんが
「人を殺して足を切ってその足を運ぶことです!」
斬新!怖いっ!
みんなで爆笑。笑
でも、怖っ!
それでも、字を読んだだけでこういうことがスラスラ〜っと出てくるのはとても良い。
他にも彼は、
①「少子高齢化の意味は何ですか?」
と聞けば、
「ガキが減ってじじぃとばばぁが増えることです」
こらッ!言葉遣い!
②「自治体」という言葉を見て、
「自分で治療できる体を持っている人です」
と。
意味はよくわからんけどなんか伝わるものはある🤣
君は初めて担当するけど、「チャラい」とみんなが言うだけあるわ…笑
このクラスは彼を中心に盛り上がっていくんだろうなぁ…
と思ったら。
次の時間。
聴解の即時応答練習のときに私は見てしまった。
CDは
「いかようにも対処いたします」
しかし、
一番前のHさんのメモ
「いかいようにも対処いたします。」
胃潰瘍(いかいよう)…!
そんなことまで対処してくれるの!!
親切…!🤣
これは説明しようにも難しいし、個人のメモなので私がわざわざ大っぴらにするものでもないのですが、
内心爆笑。
職員室のネタになる😏
新入生が揃うまでの間、私はずっと彼らのクラスばかりを担当します。
最初は大人しくてどうなるかと思いましたが、
なかなか楽しませてもらえそうです。
恵まれない日本語教師に愛の手を…!いただいたサポートは更なる教材研究に使わせていただきます。