キネマの神様
浜田マハ『キネマの神様』を読了しました。
ちょうど昨日から映画も公開されましたね。
映画は行けそうにないですが、原作は読みました。
とっても面白かったです✨
私も映画は好きですが、もっとコアな映画ファンにはたまらないはず。
多くの映画小ネタが散りばめられていて、面白い。
でも、映画を知らなくても楽しめる。
ものすごく古いのから結構最新のまで余すことなく出てきて、「懐かしい」から「へぇ、こんな映画あるのか」まで。
内容としては壊れかけた家庭が映画を通じて再生していくもの。
借金まみれの超ダメ親父(80歳)、案外憎めない。
世代的にネットに疎いのは分かるけど、質問がピントがずれててクスッとさせてくれる。
他にも登場人物に悪い人がいない。
するするサクサク進む。
どことなーく三浦しをんの『舟を編む』にも似てました。
あちらは辞書を作る話でこちらは家族の再生なのでゴールは違いますが、出てくる人の熱量や知識量がなんとなく。
夏の読書に最適でした。
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『キネマの神様』
私が読んだ浜田マハ作品は『旅屋おかえり』に続いて2作目でした。売れないアラサータレント・おかえりこと丘えりかが旅屋さんとして様々な理由で旅行が困難な人の代わりにその人が行きたいところへ行ってきてあげる話。これもおもしろかった。
関係ないけど三浦しをんの『船を編む』
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