入学前に指先を使った遊びを 寒い日に室内でやってみよう
指の感覚や力を育てる
小学校に入学すると、鉛筆で文字を書く学習が中心となります。
最近はタブレットを使って学習ことも増えましたが、鉛筆を使って自分の考えを作っていく学習は脳に大切だと感じます。
ところが、指先の力が弱かったり、器用さが足りなかったりして、鉛筆を上手に扱えないお子さんが沢山います。
すると、鉛筆の持ち方が変になって疲れやすく、文字を書くこと自体が嫌いになってしまうこともあります。
鉛筆を持って沢山練習することもできますが、大抵の場合嫌がります。
運筆の練習をするなら、好きなお絵描きをするのがいいでしょう。
しかし
できることなら、鉛筆を持つ以前に、沢山指を使っておくことをお勧めします。
訓練ではなく、沢山遊んでいれば、自然と指の力がつき、器用さも育つからです。
おすすめの遊び
粘土遊び
特に硬い粘土であれば、指の力がつくNo1です。
大きい塊をこねたりつぶしたり
小さな部分を作れば器用になっていきます。
創造性も発揮できる
大きくなってもぜひさせたい遊びです
すな・どろ遊び
粘土と同じで沢山指を使います。
さらに素材の質感・温度・湿り気など手に伝わる感覚が沢山あります。
思った通りの形にすぐならない良さもあります。
折り紙
指の調整力が必要ですし、綺麗に折る集中力や忍耐力も必要です。
折り紙は自然にはできるようにならないので、始めは大人が一緒に遊ぶ必要があります。
紙ちぎり
ビリビリに破くだけでも指を使いますが、何かの形にしようと思うと、集中力と調整力が必要です。
ハサミは使えても、指でちぎれないお子さんもよく見かけます。
プリンのカップのふたを剥がせなかったり、ジャムのふくろを開けられなかったりします。
始めはとにかく紙吹雪を作るようにちぎる。次第に直線、曲線、具体物と複雑にしていきます。
ただちぎるのは、ストレス発散にもいいですよ。
あやとり
指を上手に動かすだけでなく、動かす指と動かさない指があり、かなり鍛えられます。
二人あやとりはコミュニケーションを取りながら楽しくできますし、
一人あやとりは簡単なものから難しいものまでバリエーション豊かです。
折り紙もそうですが、今はやり方の動画が配信されているので、色々チャレンジすると楽しいです。
お手玉
微妙な力加減が必要ですし、運動能力も必要です。
おはじき
弾く強さの調節と戦略が必要です。
なあんだ、誰もが知っている遊びです。
ところが、あえて準備をしないと、今はすぐに動画を見たり、ゲームをしたりして過ごしてしまいます。
訓練ではなく、楽しく遊ぶことが大切です。
沢山の遊びを知っている方が人生が楽しいと思います。
さらに、楽しむうちに鍛えられるなんてお得です。
寒くて部屋で遊ぶ時に、やってみてはいかがでしょう。