重心位置の重要性 - 関節が滑らかに動く重心位置 -
「脳梗塞・脳出血の後遺症」を専門に活動してます中市です。
今回のテーマは ¨重心位置の重要性¨ についてご紹介します。
・脳梗塞 / 脳出血の後に「姿勢が悪くなった」と感じる方
・「体の力み」「こわばり」で悩んでいる方
・歩きにくくて悩んでいる方
にオススメの内容です❗️
🌟🌟 このブログを読んでいただくことで… 🌟🌟
✅ 麻痺の改善につながる重心位置がわかる!
✅ 「力み」や「こわばり」の要因がわかる!
✅ 歩きやすくなるために必要なポイントがわかる!
ということを知ることができます、それでは行きましょう✨✨
1️⃣ 重心とは??
重心とは分かりやすく言うと、
「物の重みの中心」
です。
重みの中心とは、
その点を支えると全体を支えることができる点を言います。
人が立っている時は、
足の裏に体重がのっていると感じる場所の上に重心があります。
イメージが湧きにくい方はまず体感してみましょう!!✨✨
重心の位置は実感できましたか?
多くの方は「重心が前にある」と感じたのではないでしょうか。
では、
どこに重心があると体にとって最適だと思いますか??
それは、
『かかとの上』
です。
かかとの上に重心がのると、
体の構造(筋肉、関節、内臓など)が最適な状態になります。
2️⃣ なぜ「かかと重心」がいいのか??
「かかと」の上に重心がくると、
骨が骨の上に乗った状態が作られます。
骨が骨の上にのると、どんな良いことが起こるのでしょうか??
物と物の間に潤滑剤が入っている時、
物を押しながら動かす方が、潤滑剤が効いて滑りやすくなります。
この働きと似たような場所が人体にもあります。
それが関節です。
関節には関節液があります。
関節面に重みが正確に加わると、関節液が潤滑剤の役割をはたし、関節が動きやすくなります。
そのため、
「かかと重心」で骨が骨の上にのることで、
関節の機能を発揮しやすい状態がつくられます。
逆に、
骨が骨の上に乗らない状況では、関節機能が低下してしまいます。
それを補うのが筋肉です。
そして、
片麻痺となると前重心が強くなります。
そのため、
片麻痺の方は関節面に適切に体重が乗らず、滑らかな関節の動きが発揮しにくくなります。
結果、
立っている時に必要以上に筋肉を使いすぎて力んでしまい、疲れやすかったり、バランスを崩しやすくなったりします。
3️⃣ 歩きやすくなるための最重要関節
「仙腸関節」
仙腸関節は重要な関節の一つです。
仙腸関節とは骨盤の中にある関節です。
仙腸関節の重要性をお伝えする上で大事な視点があります。
人間はなぜ片脚に立てるのでしょうか?
物理学で言うと、
体重60KGの物を2本の柱で支えると、片側に30KG ずつの重みがかかります。
つまり30kgしか支えれない足に片脚立ちで60kgの重みが加わると関節が壊れていまします。
なぜ人間は片脚になれるのでしぃうか?
これを可能にしているのが仙腸関節です。
股関節と背骨の角度を見ると、120度ずつの角度を成しています。
全てが同じ120度ずつの角度のため、それぞれの足にも常に同じ重みがかかります。
この角度を作っているのが仙腸関節です。
つまり、
体重60KGの方はどちらの足にも60kgの重みが加わっています。
「歩く」とは正に片足立ちの連続とも言えます。
仙腸関節の機能が適切に働いているからこそ効率良く歩くことができます。
片麻痺の方は、
重心が左右どちらかに崩れてしまっていることが多いです。
尾てい骨は重心がのった側に移動しやすく、
常に左右どちらかに崩れている片麻痺の方は、尾てい骨も常にずれたままになりやすいです。
そのため、
仙腸関節がうまく働かず、股関節周りで頑張って歩くことが多いと考えます。
歩くときに振り回したり、膝が折れてしまったりなど…
歩きにくい方には重要な視点だと思われます。
いかがだったでしょうか?
重心位置を整える重要性が少しでも伝われば幸いです。
次回は…
自宅でできる『姿勢リハビリ』のコツ
です!!
今月ブログでお話したポイントを自宅で実践したいと感じた方もいるかと思いますので…
次回は自宅でできる姿勢リハビリのコツについてご紹介したいと思います。
お楽しみに!!
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