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【連載】残された人生は大学卒業まで!? #22 通学路

noteをご覧の皆さん、ありがとうございます!
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BU(◎)DOHです🍇

■小学校の頃の通学路

 入院中に落ちた体力を戻すためにウォーキングをしてみることにしてみました。「散歩」の方が見合っているかな。

 実家に帰省したこともあり、散歩ルートは小学校の頃歩いていた通学路を歩いてみることにしました。炎天下は避けて、なるべく気温の下がった夕方頃に…。


■かかっていた時間

 小学校の頃どれくらいかかって通学していただろう。まだまだ小さな体でランドセルを背負いながら、暑い日も寒い日も歩いて通いました。おそらくご覧の皆さんも同じなのかなと思います。

 思い出すと、7:30に家を出て、集団登校をしながらおよそ30分後、8:00に着いていました。

 今なら絶対自転車とか車で移動するだろうっていう距離です。そんな今だからこそ歩いてみることで何か発見があるかな、と漠然に考えながら歩いてみました。


■変わった景色

 いつも通学していた時にあったお店、自動販売機、家、田んぼ、畑。

 10年経過するとかなり変わっていました。それはどこか悲しくもあり、時代に沿って進化していっている地元に対する高揚感のようなものもありました。

 もちろん変わっていない景色もありました。

 一つとても安心したところが、道の側溝。みぞって呼んでた場所です。

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 少し屈んで様子を見てみると、あの時と変わらずどじょうが泳いでいたり、小魚が群れを作っていたりしました。
 何より、その辺りに漂う香りが変わっていませんでした。人間って不思議なもので、私の中で香りの記憶はとても残っていることに気がつきました。
 その香りを思い出したあの瞬間は、同時に子供の頃を思い出させました。当時遊んでいた友達、小学校の頃の遊び、小学校の頃に怪我した場所など…

 子供の頃はこの小さい溝にも体を突っ込んで、普通に歩くことができ、魚をとっていたんだと考えると、自分の体が時間と共に大きくなったことを実感しました。


■目線が高くなった

 歩道橋に差し掛かったところで、あることに気がつきました。

 小学校の頃大きな横断歩道を渡っては行けなかったので、その上にかかる歩道橋を歩きましょう、というものでした。

 安全面から歩道橋にはフェンスが張られているのですが、小学校の頃は常にフェンス越しに景色を見ていました。

 しかし、今歩いてみるとフェンスの上から景色を眺めることができました。驚きました。
 そこから見える景色は驚くほど綺麗で、フェンス越しからは見えない地元が広がっていました。

 あの頃と同じ歩道橋を歩くことがなければ、この景色を残りの人生でみることができなかったと思うと、鳥肌が立ちました。感動しました。

 人生で常に新しいものを見つめることが大事だと思っていたけど、こうやって過去に通った道を振り返って見つめ返すと、全く違ったものが広がっていることもあると気付きました。


■余談、「まっすぐ」と「まがる」

 通学路を歩いている時に、あることを思い出しました。

 コースのことです。

 自分の家まで帰るのに、「明らかにここの道を曲がった方が早くない?」っていうコースがありました。

 でも、「小学校のルールでそこは曲がっては行けない。君たちはまっすぐのコースで帰りなさい」と決められていました。

 「え〜〜〜」と思いながらも、「まっすぐ」帰っていたことを思い出しました。たまにお腹が痛くてトイレに早く行きたい時は曲がっていたことも思い出しました笑

 あの時「まがる」コースで帰っていた友達が羨ましく、いつか堂々と曲がって帰りたい!と思っていたけど、今なら余裕で曲がれる!?と思って少し立ち止まりました。

 でも、私は「まっすぐ」かえりました。

 余談でした。


■かかった時間は…

 子供の頃にかかった時間30分に対し、どれくらいかかったのか見てみたら

18分

 驚くほど縮まっていてびっくりしました。
 自分の身長とか体重が大きくなっているのはわかるけれど、歩幅が大きくなっていることは日頃なかなか実感することはできないので、貴重な経験になりました。

 昔歩いていた道、遊んでいた場所、見ていた景色を感じながら歩く通学路は、どこか温かく、自然と笑顔になりました。

 これから人生が終わるまでにどんな経験ができるんでしょう。

 人生が終わるまでにこの暖かさをどれだけ感じることができるでしょう。

 人生が終わった後に、この温かさを与えられる人になりたい、と感じることができた18分間でした。


■終わりに

 ここまでご覧いただきありがとうございました。

 皆さんもぜひ通学路、歩く機会があれば歩いてみてください。いろんな発見があるかもしれませんよ〜。

 こんな感じで今日はゆるゆると。

 明日も、全ての皆さんに幸せが訪れますように。

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BU(◎)DOH

あなたの一存で、これからの旅路を一緒に作っていけたらいいと思います。