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ヨガの効果とフレイル予防/ヨガはすこやかなカラダ作りにピッタリ!

こんにちは、BuddyNuts管理栄養士の広瀬です。
暑い夏や寒い冬、雨の日など、外で体を動かせない日に活躍するのが「エクササイズ動画」。私自身、動画を見るのはあまり得意ではなくこれまで敬遠していたのですが、友人に勧められヨガ動画を見始めたところ、本格的&楽しくて驚きました。それ以来、ストレッチ動画やダンス動画など、その時の気分に合わせて色々とやっています。
長さも、10分程度で構成されているものが多く、まさにスキマ時間の運動にピッタリ! 試したことのない方にも、ぜひ一度おすすめします!

さて、BuddyNutsは、多くのヨガスタジオにもお取り扱いいただいているとともに、たくさんのヨガイベントに参加させていただいています。
そこ今回、ヨガは科学的にはどんな効果があるの?ヨガを日常に組み込むならどうしたらいい?と調べてみましたので、ご紹介いたします。

BuddyNutsが協賛したヨガのワークショップで、ヨガを頑張る代表・亀岡

ヨガの科学的な効果については、厚生労働省「eJIM」(「統合医療」に係る情報発信等推進事業)にて、さまざまな研究報告が掲載されています。

それによると、ヨガは健康的な食生活や生活習慣、睡眠、精神的向上といった側面でのエビデンスが蓄積されつつあるようです。
肥満者を対象とした減量効果や、慢性疾患を持つ人での生活の質の向上などの報告もあります。

ただし、まだそれぞれの研究の対象人数が多くないことや、ヨガは種類が豊富であるため評価方法の統一が難しいことなどもあり、まだまだ研究の質は不十分でもあるようです。

たとえば、21-46歳の140名(研究ボランティア)を2グループに分け、泊まり込みで片グループのみ1週間150分×2回のヨガセッションをした研究*では、不安の軽減、睡眠の質の向上、ストレスの身体化症状の軽減等がみられました。

しかし、この研究では、最初のヨガセッションが午前5時からだったこともあり、規則正しい生活がメンタルヘルスに有益であっただろうと推測されています。

Telles S, et al: Effect of Yoga on Different Aspects of Mental Health. Indian Journal of Physiological Pharmacology 2012; 56(3), 245-254

これらを踏まえると、ヨガは現時点では、
何らかの病気や症状の治療を目的とするというより、より健やかでウェルネス(生き生きとした人生を目指す積極的な生き方)のひとつとして、生活の中に取り入れていくと良いのではないでしょうか。

管理栄養士として、日頃からさまざまな状況の方と栄養相談を行っている私が感じるヨガの良さは、自分の体調や気分などに合わせて強度や時間を自由自在に変えられることだと感じています。

家の中で一人でもできますし、イベントでみんなでワイワイということもできます。体力や年齢も関係なく、足が痛ければ上半身を使った動きができるなど、まさに形を変えながらも一生涯楽しめるスポーツだと言えます。

「ココロ楽しい、カラダ嬉しい」はBuddyNutsのコンセプトですが、ヨガもまさに同じだなと思いました!


社会では今、フレイル予防が重要とされています。
フレイルとは「虚弱」を意味し、「加齢により心と体が衰えた状態になること」で、健康と要介護の間に位置します。
栄養状態が悪い/運動不足→活動量が減る→筋力が低下する/食欲もなくなりさらに栄養状態が悪化する……以下悪循環が続く。という状況にならないよう、歳を重ねるほどに「よく食べる」「よく動く」「社会参加する」ということが大切になってきます。

イラストACより

私たちの筋力は、20代をピークとして、健康な人でも年1%ずつくらい減っていくと言われています。若い頃と体重が同じでも体型が違う、とよく言いますが、それは筋力が低下して体の中身が変わっているからです。
(筋肉と脂肪は、同じ重さなら脂肪の方が1.2倍体積が大きいです)

足の筋力やバランス機能を調べる一つに「片足立ち」があります。
片足立ちは、ヨガでもよくあるポーズのひとつですね。
自分の筋力状況を客観的に知るひとつの方法として、毎日1つでも2つでも、無理のないヨガの動きを取り入れてみてはいかがでしょうか。


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