ストレスとのいい感じの付き合い方①
こんにちは、あるいはこんばんは。ソ教連事務局 なかです。
今これを書いている時点で国試39日前です。
クリスマス終わって年末のどこか普段と違う雰囲気に包まれている中、
「国試までもう時間がない」と焦る気持ちと
「まだまだ1か月あるっしょ★」という気持ちでせめぎ合い、
現実逃避に走りまくっている人もいるのではないでしょうか。
ちなみになかも国試受験経験者ですが、漫画とゲームの合間に受験勉強をしていた記憶があります。気分転換の合間に勉強、完全に本末転倒。開かれないテキスト、部屋に積まれていく漫画、国試とともにエンディングが近づくゲーム、比例して減っていく残り時間。気分は最悪です。やればいいのわかってるんですけどね。
ここまで徹底的に逃避に走りまくる人はそういないと思いますが、勉強って基本的にそんなにすっごく楽しいものではない(人によりますが)ですよね。
今回は受験勉強には切っても切り離せない「ストレスとの付き合い方」についてお届けします。
まずは敵を知ろう
「ストレス」とは
厚生労働省のe-ヘルスネットに用語解説がありました。
『外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のこと。その原因となる外的刺激(ストレッサー)とそれに対する私たちの心身の反応(ストレス反応)とを合わせてストレスと呼ばれることもある。』
受験勉強でいえば
受験勉強をしなくてはならない状況や環境→自身の外側の状況(外部からの刺激)なので『ストレッサー』
「あああもう日数が少ない焦るどうしようどうしよう」と落ち着かない気持ちになること→ストレッサーによって心身に起こっている変化なので『ストレス』
ということになります。
「私たちが普段ストレスって呼んでるものは実はストレスじゃなかった」問題
私たちは普段「あーまじ勉強だるいストレスだわー」とか気軽に思ったり話したりしていますが、厳密に言うとストレッサーとストレスに分けられていて、どちらかというと「いやだと思う環境」→ストレッサーの方をストレス扱いしてるわけですね。ストレス、完全に濡れ衣です。
ちなみにこのあたりの事項は社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験の共通科目「心理学と心理的支援」にて取り扱いがあります。
もし「へーそうなんですね初耳!」と感じる今年受験予定の方がおられましたら、絶対初耳ではないしきっちり忘れちゃってるので今すぐ復習をお勧めします。復習は思い立ったが吉日です。
「ストレッサー」と「ストレス」、分けて考えることのメリット
国試対策用の知識としても役に立ちますが「ストレッサー」と「ストレス」を分けて考えることは、ストレスとうまく付き合うためにも非常に重要といわれています。すごくざっくりしたメリットは以下のような感じです。
ストレッサーが何かがわかることで、現状を変えるための効果的なアクションを起こしやすくなる。
自分が心身に変調をきたしやすいストレッサーが何かを知っておくことで、心身に変調をきたす前にセルフケアや解決に向けた効果的なアクションを起こすことができる。
自分のストレッサーやストレスを丁寧に感じ取る経験があると、他の人のストレッサーやストレスに気づきやすくなる。(傾向として、学術的に絶対です!ということではないですが…
ストレッサーをどう変えていくか、ストレスとどう付き合うかを考えられるようになり、ストレスを自己実現の原動力や生活のハリや潤いを作り出すものとして活用しやすくなる。
他にもいろいろありますが大きなところはこんな感じかと思います。もちろん個人差あります。うまくストレッサーやストレスとつきあえるようになったことで体調が回復するとか、友達や家族との関係性改善するとかってパターンもありますね。あんまり書くと怪しい占いかセールス感出るのでこの辺にしておきます
うまく付き合えば「敵」ではなく「人生のスパイス」になる
「ない方がいい」というイメージがある方もおられると思いますが、過度でなく心身の不調を引き起こさない程度の塩梅であれば
「ストレスは人生をより豊かに楽しむためのスパイス」
になるといわれています。
「悔しい」「うれしい」「悲しい」「うらやましい」「腹立つ」「きれい」などなど、様々なものやひとと出会って沸き起こる気持ちが起点となって頑張れた経験がある方も多いのではないでしょうか。そういうのがないとなかなか人は動けなかったりするんですよね。
うまく活用することで日々のタスクを片づけたり、やりたいことを実現するための原動力にすることができるものでもあります。諸刃の剣ですね。
タイトルがあまりにまんますぎるので貼ってみました。いい曲です。
そうは言っても
「うまくつきあう」というのが意外と難しいんですね。
まず「ストレス」と「ストレッサー」を分けて認識するところから難しい方もおられれば、分けて認識したけどその後どうすればいいのかという点で難しさを感じる方もおられると思います。
今回長くなってしまったので、次回はそのあたりについて書きたいと思います。
(なか)
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