人の気持ちを考えなさい

人の気持ちを考えなさい
私はそう言われて育ってきました。

「素直」が取り柄で
（頑固も取り柄だけど(笑)）
くっそバカ真面目なので

親の期待にこたえられるよう
先生のいうことを聞いて
そう教わった通りに、
一生懸命頑張ってきました。

何十年も…

けれど、なかなかうまくできなくて
場の空気をぶち壊したり
人から反感を買ったりしてきました。

そのことで、私はずっとずっと
自分を責めてきました。

なんで、できないんだろう
なんで、うまく立ち回れないんだろうって

みんながすごくできるように見えて
みんなが当たり前に出来ているように見えて
自分だけがダメなように見えて
みんなが羨ましく仕方ありませんでした。

けど、心理学を学んで
カウンセラーになって、
わかったこと、改めて気づいたこと

それは・・・

そう思っている人が、めっちゃたくさんいる！ってこと

集団が、人付き合いが苦手な私ですら、
他の人からは
みんなと仲良くうまくお付き合いしている
ように見える！！らしい

そう、まさに
隣の芝生は青く見える
のである。

そして、人の気持ちなんか
エスパー（超能力者）じゃないんだから
わかるわけがない
ということ。

なんとなく、相手のことを良く知っていて
雰囲気で察することができる場合もあるけれど
そもそもそれも、ホントに正解なのかはわからない。

もちろんね、そういう能力に長けていて
うまくできる人もいるのよ！！

けどね、圧倒的に少ないです。
ほとんどの人が、自分をすり減らして頑張っている。
相手に合わせようと努力しているのです。

どうして、
自分の気持ちより先に
相手の気持ちを重んじないといけないんだろうね。

しかもこれって、人に強要されることじゃないよね。

自分が相手を大事にしたい！
と思うからこそ、
相手と話し合ったり、すり合わせたりしながら
考えていくものじゃんね。

そもそも、本来は相手の気持ちなんて
聞かないとわからない！

不機嫌そうだな
と思ったって、
ただ、眠いだけかもしれないし
二日酔いかもしれないし
熱があるのかもしれない
まったくもって、不機嫌ではないかもしれない

私、無意識にぼーっとしてると
口が真一文字になっていて
どうにも怒っているように見えるらしく
なんか怒ってる？ってよく聞かれるんだけど

結局のところ、表情や態度で探るけど
ホントのところは本人しかわからないし

怒っていたとして
ホントに「うん！怒ってる！」
って答える人もまぁまぁ少ない。
「そんなことないよ」とかいう人のまた多いこと。

大事なことは
自分はどう在りたいのか
ってところ

自分は自分以外のものにはなれないのだから
ありのままの自分で
自分自身にウソをつかずに生きていく
好きなことをしてやりたいことをやる

自分の気持ちを大事にしつつ
そのうえで、どうしていきたいのか

家族や友人、パートナーと仲良くしたいのであれば
良好な関係を保つために
相手の気持ちも大切にする必要はある。

けれど、相手の気持ちばかりに偏るのではなくて
バランスはとっても大事だし
自分の気持ちをおざなりにしては絶対にいけない。

いつも言うように、
シャンパンタワーの法則。

自分が満たされたうえで、
周りも順番に満たしていく。

絶対に『自分の気持ち』を無視しちゃいけない！

それはもちろん
楽しいとか心地いいとかだけじゃなくて
怒りや悔しさや寂しさ、怖れなど
いろいろな気持ちを大切にしよう！

この前のヨガの先生の言葉を借りるなれば
人の気持ちを考えなさい
の『人』には、『自分』も含まれるのだから

自分より相手を重視するのではなく
自分ファースト
自分を大事にしたうえで、相手のことも大事にしよう！

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