対人関係へ踏み出すコストとは
よく言われる合わない人との対人関係のコストパフォーマンスの悪さ、確かに時間かかるし、そう感じますよね〜💦
そして、求めてもなかなか変わらない仕組みに苦しめられている現場。自分たちで変えられるところって、どこなのか。
変えられないと思って、変えてくれるまで吠え続けて待つことがいいのか、それともコスパは確かに悪いけど、ここへアプローチすることで、何か僕たちでも現場を変えていけるのではないか。で、チャレンジして変わったのがうちの小学校だったんです😌
結局、振り返ると、確かにコスパ悪いところあったと思いますが、スタートは何をするにもコストかかりますし、でもその後、毎年メンバーが入れ替わっても、管理職が変わっても、維持されるどころか、加速して自走していくチームを見てると、むしろコスパ良かったなと感じます。
それぞれの先生の想いを大切に、良い人間関係をベースとした生き生きと働ける現場で起こる良い影響を味わうと、僕は職員間の関係性が悪い学校やチームの相談聞きたいし、研修行きたくて仕方ないかもです✨笑
だって、可能性やのびしろしかないから😊
僕も昔は人間関係希薄でした。教師なんだから、子どもに向き合いさせすればその変化を受け取って共感してくれたり、変わってくれる先生が増えるんじゃないかと。
確かにその一面はあります。
子どもの教育へ全集中して、子どもの変化が学校を変えていく。
僕たち教員が目指したい本来の学校のあるべき姿かもしれません。
ところが、それはもうすでに昔から学校教育の中に根付いている思想であり、仕事として、新しく始めなくても文化として当たり前にやっていいことだし、教育のためにやってほしいことなんです。
でも、そうなのにも関わらず、教員間で、そうやろうとする人を非難したり、出る杭をうとうとしたり、派閥やグループ作って、本来よくないこととわかっていながら、大人同士で対立し合うことがなぜ起こってくるのか。どうしてそのコミュニケーションが必要なのか。
ノウハウは、情報はこんなに溢れた社会で、どうして精神疾患で病休に入られる先生が2年連続過去最高を更新し、20年前の2倍となってしまっているのか。
それは、良い対人関係を築くためのコミュニケーションを学んでこなかったから。
教えて使えるようにトレーニングを受けていないから。
につきると思うんです。
合わない人には距離を取る、話を聞くとコスパ悪いから向き合うことはやめる、を選択してきた結果、厳しいコミュニケーションは変わることなく、それを浴び続けた先生は苦しくなり、現場は人手不足、成り手不足で苦しい教育現場が出来上がってきていると考えています。
うちの現場でも子どもの教育は頑張るけど、合わないあの人とのコミュニケーションはしないと頑なな先生をフォローすることがありました。話さないことで学級は安定する、けど学年間でコミュニケーションは取らない、間に挟まる先生は気を使う、自分の仕事は後回しで、2人の間を繋げないと、子どもに不利益がいく。
そして、ある日2人が直接コミュニケーションを取れば防げた生徒指導対応が起こりました。放課後怪我したんです。保護者対応も入りました。間に入っていた先生、僕も含め、他の緊急業務があって気が付かず、間はとりもてなかった。けど2人のうち1人はちょっとした兆しは掴んでいたのに、直接話すのはできなかったから怪我に繋がった。このケースの要因は、2人の先生の関係性の悪さが明らかなことだと感じたとき、2度とこんなこと起こしてはいけないって思いました。
僕たち大人が失敗しても、うまく行かない時があっても、一時的に距離を取るのはいいんですが、対人関係を諦めたときの弊害が大きすぎるんです。
向き合い続けるから、踏み出し続けるから、語れることも出てきます。辛さも難しさも語れます。今までのパターンを捨ててでも、どうやったらより良い関係になるかのコミュニケーションを探し始めます。
方法はコーチングでもアドラーでも、カウンセリングでも、アンガーマネジメントでも、なんでもいい。ただ諦めないことと他者の可能性を信じることが、自分に必要な情報を引き寄せて、アップデートさせ、成長させていくんだと思うんです。
けど、あの人どうせ変わらないよねって、自分は悪くないし、あの人が間違っているし、諦めることを僕達が選んでしまったときのチームや組織での影響と、学級や子どもへの不利益が、目には見えないんですが、計り知れないんです。
けど、僕たち世代はそんなこと教えてもらってもなければ練習なんかしたこともない。だからできなくても、諦める選択をとるのも自然なことだし、悪いことではない。
僕が思うに、受け止めるのがしんどいのは、相手の話を聴いた後、相手が喜んでくれたり、勇気が湧いて、聴いてくれたあなたに感謝の言葉を伝えたりしたくなる、「聴き方」や「伝え方」、「関わり方」を僕たちは子どもの頃から、ちゃんと理論と再現性や誰に対してもできるようになるまでのトレーニングを受けていないからだと思うんです。
北欧の家庭教育や学校教育、社会教育の話を聞かせていただくと、子どもの頃から、対話で解決できるんだよと何度も課題が出たとき教えられて、その度に話して、実践してきた子たちは、それを信じて関わります。先生も任せます。
それを教えてもらっていない僕たちは、小さい頃からのコミュニケーションの癖だけで対応しないといけないから、ややこしい人の話を聞くことは、しんどいし、解決しないし、苦しいし、コスパ悪いことという認知になっているんだと思うんです。
だから、専門的に対話の大切さ、心理的安全性の心地よさ、想いを共有して応援し合う温かさ、チームで協力し合う良さって、こういうことか、こんなに大事なんだって体験学習していく必要性があるのではないかなと感じているから、コーチングやクラス会議、チームビルディングも現場の先生たちにこそ必要な体験学習じゃないかなと信じて、発信や活動してるんだと思います。
大人が良い人間関係になれば、その先で、子どももチームも豊かになる。正解じゃないけど、何かそこに真理がありそうで、まだまだ道半ばですが、先生が幸せに働いていくために、良好な対人関係は、良いコミュニケーションで作られていくと信じて活動している次第です😌
子どもの幸せのために教育をアップデートしていくのも必要ですが、まず自分たちが幸せに生きていることを実感して、その幸せになり方という経験や体験を子どもに生きた言葉として伝えていきたいなって思うので、僕は大好きな大人や先生達信じて、伝えていきます😊
子どもたちへアプローチしたい方はより良い教育を子どもたちへ、僕は大人や先生たちへ、どっちも必要で大切なことを、お互いが関心のあるところへ向けて、楽しんでやれたら、小さな共同体からでも少しずつ幸せな世界に変わっていったら最高ですね🌈
長くなってすみません🙇♂️
あくまで、僕の想いなので、参考程度にしといてください😌
読んでいただて、ありがとうございました💓