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【この歌詞あたしのことだ……】入社4ヶ月広報、『ひとり広報の教科書』を読んでセンチメンタルの巻

こんにちは! まりしゅんです。
今回は、マーブルスクール4期の課題図書である『ひとり広報の教科書 知識ゼロからでも自信を持ってPR活動ができる!』の感想を書いていきます。

『ひとり広報の教科書』は、広報PR領域の伴走をする「ハッシン会議」の代表取締役・井上千絵さんによる著書。2020年の「ハッシン会議」設立以来、スタートアップ・ベンチャーを中心に数々の企業の広報をサポートされてきた著者のノウハウがぎゅっと詰まった書籍です。

マーブルスクールの課題図書として購入した本なのですが、ちょうど本業で採用広報をしている身としては、会社での仕事にも大いに活かせそうな内容でした。

というわけでこの記事では、本業の話とも絡めながら感想を書いていきます〜!

読み始めたきっかけ:入社4ヶ月で広報担当になってしまった!

今年の4月に教育業界から広告系のベンチャー企業へ転職し、全く未経験の職種で右も左もわからずもがいてきた4ヶ月。
少しずつ業務に慣れてきて、「この会社でやっていけるかも……!」と思い始めた7月下旬のある日。
部署のチャットワークで、役員から突然こんなメッセージが飛んできました。

「そろそろ広報に力入れていきたいから、よろしく」

メイン担当として指名されたのは私ではなく1年先に入社していた同僚なのですが、「チームで協力してやって」という話になり。

「そもそも広報ってなんだっけ?」
「どこからどんなふうにやればいいの?」

広報未経験の若手で議論を重ねるも、残念ながら3人寄れど文殊の知恵には至らず。

頭を抱えながら帰宅してふと本棚を見たところ、鮮やかな黄色の装丁が目に入りました。

読了後の撮影につき、大量の付箋が貼られています

そういえば、マーブルスクールの課題図書として買ったこの本があるではないか!

というわけで、キックオフ講座より後にはなってしまいましたが、『ひとり広報』を読むことを決めたのでした。

【これ、あたしだ】「広報立ち上げ、何から手をつけたらよいかわからない問題」

本編を読み始めて早速、「いやもう、それな!!」と大きく頷いた文がこちら。

ひとり広報になった人の多くが最初に突き当たる最大の悩み、それは「何から手をつけたらよいかわからない問題」です。

本文p.16より(太字は筆者による)

私は同僚と一緒に動いているので「ひとり広報」ではないのですが、それでもこの導入文を読んで「わかってもらえた!」という気持ちになりました。

会社に初めて広報ポジションができた場合、社内に広報の仕事を定義してくれる人は誰もいません前任者がいないわけですから、引き継ぎ資料もありません。直属の上司も広報の経験はありません。自分も過去に広報の経験はなく、知識はゼロ。

本文p.16より

まさに「この歌詞あたしのことだ……」です。クズ男に沼ってクリープハイプ聴いてるメンヘラ女子の気持ちです。

多くのベンチャー企業がそうであるように、今の私の会社にも「広報」の経験者がいるわけではないので、担当者が手探りでやっていくしかないんですよね。

さて、こうした「何から手をつけたらいいかわからない」広報担当者は、何から始めると良いのでしょうか?

『教科書』第1章によれば、立ち上げ段階で広報担当者がやるべきことは以下の通りです。

・広報活動の目的の確認
・社長ヒアリング(会社の目指す方向や戦略の理解)
・現場ヒアリング(発信の「タネ」を見つける)
・目的・ターゲットに沿った広報手段の検討
・年間広報計画の作成

それぞれのフェーズで達成すべきことや注意点などが具体的に書かれていて、読みながら頭の中でこれからの道筋がかなりクリアになりました。

もちろん、書かれているアクション全てが実行可能なわけではなく、「これは現状はうちの会社では難しいかな……」という施策も少なくありませんでした。

とはいえ、フェーズごとに「基本的なマインド」+「施策例」がたくさん書かれているので、「今の会社で実行するとしたらどうするか?」を考えながら楽しく読み進めることができました。

また、実際に結果を出している広報担当者のインタビューがたくさん掲載されているのも、広報未経験の読者としてはとても心強く感じました。

読んで痛感「広報なのに、会社のこと知らなすぎ」


全体的にとても学びの多い本書ですが、駆け出し広報の私がこの本を読んで一番痛感したのは、

僕、広報なのに、会社のこと知らなすぎ

ということです。

対外的に会社の魅力を発信していきたいのに、そもそも私自身が会社についてあまりにも理解不足。

そりゃ入社して間もないから……なんて言い訳をしている場合ではなく。社長と同じレベルの熱量で会社の魅力を言語化できるようになるために、できることはなんでもやっていこうと思いました。

今後の目標

というわけで、本書での学びを踏まえてこれから実践したいことをまとめました!

【目標】
・社長の代弁者になる(会社の魅力や今後の展望について、社長の思考をそのままトレースできるようになる)
・社内の人が積極的に広報に協力してくれる状態を作る。
・採用のKGI・KPIを達成する。
・今後、フリーランス広報として仕事を取れるようになる。

【目標のためにこれからやりたいこと】
・社長と定期的に広報について話し合う機会を設ける。
・社内に友達を増やす(行けそうな人からランチに誘う。脱人見知り!)
・マーブルと副業でライティングスキルを鍛えて、本業でもプレスリリースなどに活かしていく。
・本業の広報で成果を出して、自分の実績としてアピールできる材料を作る!

今は本業での実践をメインで考えていますが、これから個人としても広報の仕事を受けられるように頑張っていきたいと思います〜!


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