ルーブル美術館の唯一の姉妹館へ行った話【まさかの三重】
ルーブル美術館の唯一の姉妹館が日本にあるのをご存じですか?
私はB級スポットに関するサイトが好きで、昔よく見ておりました。
その中に、
「ルーブル彫刻美術館」
というものがあったのです。
そんな貴重なものが日本にあって、しかも私が住む三重にあるということが衝撃的で。
前からずっと行ってみたいとは思っていたのですが、先日ついに実現。
これ、10年越しくらいの話かもしれません。
なぜなら「行ってみたい」という気持ちが100%ではなかったからです。
行くまでの心境
というのも、B級スポットのサイトにあるくらいだし、そんな大したことはないんじゃないかとそんな風に思っていた節がありました。わざわざ車で2時間半かけて行くようなところなのか?とかも。道中も、地味にそんな思いが頭に張り付いていました。
目的地に近づくにつれ「きっとコンビニくらいの大きさの建物でわりとテキトーだろう」とかガッカリしないための予防線を張って田舎の道を走っていました。
私はこういうB級スポット的なところへ行くときはあまり詳しく下調べをしない主義です。常に未知との遭遇を期待している感じはあります。
ミロのビーナスがデカくて怖すぎる!
榊原温泉口近くに来ると、ちらりと純金大観音が見えました。
こちらはルーブル彫刻美術館の隣にある、大観音寺のもの。33メートルもあるらしい。大観音寺については後ほど触れようと思います。
車が建物に近づくと、巨大な彫像が2体立っている。これはエントランス側の写真だが、道に面している反対側にも同じものがありました。
写真を見てもらえば分かるが、中央に観光客や車が写ってますよね。そのサイズからして、サモトラケのニケとミロのビーナスの大きさが尋常ではないことがお分かりでしょう。
これが山の中に突如現れたインパクトったらない。普通に怖い。
彫像でこんなにも怖い思いをしたのは初めてかもしれない。。
ちなみに駐車場の脇にはこんなものも。
少しアングルを変えるとこうなる。
画面後ろにはカエルのオーケストラが演奏をしている。
異質すぎて段々と怖くなってきたので、館内へ入ることにしました。
思ったより展示が多い!
建物内は思ったよりも広い。写真で見えているのはエントランスを入ってすぐのところ。このように美術品の精巧なレプリカが所狭しと並んでいました。これらはルーブル美術館の現物から直接型を取っているものらしく、大変珍しいものらしいです。
ちなみに地下もあって、こんなにすごいものがゴロゴロある。
写真を撮るのはあまり好きではない派ですが、つい撮ってしまったのでいくつか載せておこうと思います。
このサイズだと安心。
阿修羅像もありました。
本物ならばきっと撮影はNGだろうと思います。
私がとくに気に入ったのがこのレリーフ。
女神ニケがサンダルを脱ぐところを描写しており、人間っぽさを感じますね。この時代の神話観をよく表していると思います。
唯一心残りだった点。「ルーブルの至宝」の謎
自分の想定をはるかに超える展示でしたが、残念だった点がひとつだけ。
それは、入り口近くの張り紙にあったこの文言だ。
SNSで紹介するともらえるらしいのだが、私のスマホは圏外。。
なので「ルーブルの至宝」の正体はいまだに謎なのです。
1000円というとなかなかいい値段だし。
検索すると出てきそうではあります。だが、あえて検索はしません。
時として謎は謎のままである方がよいのです。
行ってよかった&実は大観音寺もスゴイ!!
ルーブル彫刻美術館に行って本当に良かったです。
なんなら隣接する大観音寺も同じくらい良かったことをお伝えします。こちらもボリュームがすごい。
ちなみに大観音寺は昔からCMで水子供養のお寺として知っていました。
こちらの情報は、それこそ大観音と水子供養のお寺くらいしか頭になかったですが、お堂があってそれぞれに大量の仏像が並んでいて、ひとつひとつに礼拝するシステムでした。写真撮影禁止だったので写真はないですが、⇩のタイルのようなものを順に踏んでお参りしました。
その数100体。延々あってなかなかにハードでした。しかも、お堂は2か所あるっぽかったので、時間の都合上で1か所諦めることに。他にも大量の仏像やありがたい像があって、おそらく5年分くらいの徳は積んだのではないかと思います。
もちろん大観音も拝ませていただきました。
紹介したいことはまだありますが、ここから先は実際に現地を訪れて、キミの目で確かめてほしい。
やる気達磨!
ちなみに大観音寺とルーブル彫刻美術館は共通券があるので、両方見るならそれがお得!詳しくはHPをご覧ください。割引券もあるよ!
おしまい!
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