【雑談】読者も探偵になれる小説?
この記事は「秋の連続投稿チャレンジ」に参加しています。
小学生の頃、図書室の奥で本を探していた時に見つけた本です。
IQ探偵ムー
という名前を聞いて「読んだことがある」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
深沢美潮さんの代表作であり、約17年の間続いたシリーズです。
あらすじ
この「謎の美少女」という所がもう少年の心を惹きますよね。
さらに、登場キャラクターに関しても、
当時の小学生の視点から見ると、「周りにもこんな友達がいる」と感じさせる
キャラクターの性格も個性がありつつ、現実的
と、とてもいい感じに描写されていました。
そんなキャラクターと共に謎に巻き込まれたり、解いていくわけですね。
さて、IQ探偵ムーシリーズの中でもイチオシな話を紹介します。
IQ探偵ムー 勇者伝説: 冒険のはじまり
この話では、現実世界とゲームの世界の2つのストーリーが同時進行するような形のお話となっており、なんとなく読んでいると「なぜこうなったのか」が分からなくなります。
IQ探偵ムーシリーズでは、「ストーリーにおける全ての鍵」が答えになって話が解決することがほとんどですが、この話はパズルのような問題が複数出てきて、その都度解いていくという内容です。
これ、すごいなと思ったのは問題が出てから次のページをめくるまで読み手は答えを知ることはできないように作られているんですよね。
1つの話でも結構な読みごたえがありますが、この話は特に本が物理的に分厚く、約260ページもあります。(普通の児童向け文庫本の約1.5倍)
詳しくここで内容を語ることはできませんが、読めばその面白さがわかると思います。ぜひ購入して読んで見てください。
最後までご覧いただきありがとうございます。